3日目 がんと口腔ケア

 

がん治療 例えば、放射線+抗がん剤で粘膜炎を起こす。

治療に伴って発生する副作用にはどうやって対応するか?

がんの治療は、医師だけでは難しい。

がん治療に伴う副作用の対処(支持療法)が必要

 

副作用の例)

・ひどい口内炎

・口の中の乾き、痛み

・味が変わる(にがい、甘いなど)

 

また、顎の骨に対する影響が出ることも

 

口の中のトラブルは全身的な合併症に繋がりかねない

・誤嚥性性肺炎

・食事がとれない

・がん治療に影響

(放射線治療の中断→治癒できるか、できないか差が出る)

口腔ケア(予防)が大切

口腔内の状態がよければ、治療が順調に進む

口腔ケアをしっかりすれば入院期間が短縮、感染症が1/4に!

 

口腔トラブル予防には、歯科医にしっかり診てもらい、アドバイスをもらいましょう

医師と歯科医は連携しています

 

WEBで「がん診療連携登録歯科医」を検索してください

 

抗がん剤による口内炎の発現頻度は30~40%

分子標的薬でも発症することも

免疫低下で起こること

・カンジタ

・ヘルペス口内炎 等

口内炎は治ります

 

5つのポイント

・口の中を観察

・清潔

・潤い

・痛みを我慢しない

・食事の工夫

 

「うがい」→手軽で効果が期待できる

ぶくぶくうがいが大切(ガラガラうがいをすると誤嚥の恐れも)

 

歯科衛生士さんの指導を受けて

普通の歯ブラシで無理なら、スポンジブラシを

 

口腔内の痛み止めに医療用麻薬を使うことも→正しく使えば有効

モルヒネうがい!(モルヒネによる口腔ケア)

※口に含み、吐き出すことでモルヒネの副作用の便秘がない

 

 

日々の体調、服薬を記録して振り返ることが大切