非常に奇妙な夢を見た。自分の家の前を歩いている。角を曲がると古い西洋風の町だった。そこを歩いていくと(途中で、誰かにひそひそ言われていたが忘れた。)路地の隅に男がうずくまっていた。見知らぬ男だ。髭の生えた、ヒョロヒョロの男。40代くらいの男は、私に手を伸ばしたが、ある地点を超えた途端、指の先から腐り始め地面に落ちていった。つんざく叫びと共に、私は怖くなり逃げたがすっと振り返ると肉塊のようなものになっていた。

 自然と場面は変わり、白い仮面の男がいた。私はふわふわした感覚で、走ろうにも走れぬ中「あの男は?」などと聞くと、仮面の男は、「あれはボッカンベルト様に呪われた末路です。そして、お前も」

 怖くな上手くり走れぬもどかしさの中、男は順調に追ってきた。怖くなったところで、目が覚めた。

 私は、怖くもありつつ、続きが気になり慌てて目を閉じあの夢へ侵入しようとしたが、叶わなかった。

 

 ボッカンベルトとは何者か。そもそも何者なのか物なのかもわからない代物だ。なぜ肉塊の男はそのような運命を辿ったのか。ただただ、想像のみ膨らむ。そういえば、肉塊になる前、手を差し伸べた時に何かを伝えてきたが、もう思い出せない。

 

 ただ、私が恐怖を助長するように言うならば、ボッカンベルトに関わるなと言うしかない。