「見て!◯◯ちゃんのお弁当すごいよ!」
「本当だ!かわいい~!!」
遠足での1コマ。
確かにかわいかった。ものすごく手が込んでいて、食べるのが勿体なく感じてしまうくらい!思わず写真を撮りたくなるくらい!
かわいいキャラ弁を持ってきた子どもはみんなから注目され、お弁当を褒められて嬉しそう。
でも、私は気が付いてしまった。その横で、少し寂しそうな顔をしている子どもに。
私の思い過ごしかもしれない。その子はごく普通のお弁当、、と言ったらおかしいけど、少なくともキャラ弁ではない。綺麗におかずやおにぎりが詰まっている。
慌てて私はその子にも声を掛ける。美味しそうだね!お弁当嬉しいね!
その最中もかわいいキャラ弁に釣られて遠くの方にい居た先生も見に来ている。
冒頭の会話は保育者の何気ない会話。
私は違和感を覚えた。保育園には様々な家庭環境の子ども達がいて、その上で細心の注意を払って言葉を発するべきだと思っているが、果たして自分はできているだろうか。
何気ない言葉で子どもを傷つけてはいないか。
お弁当に関しては、その違和感を感じた時から子ども達への声掛けや保育者同士の会話に配慮している。
キャラ弁が悪いわけでもなく、むしろ同じ親として自分にはできないことなので尊敬する。
同じ親だからわかる。子どもが喜ぶ顔が見たいから忙しい朝でもお弁当作りを頑張る!お弁当作りが好きな人も嫌いな人も、料理が苦手な人も得意な人も、みんな子どもの為を思って作っている。
子ども達は遠足と言ったら、遊ぶことよりも目的地に着いたらすぐにお弁当を食べたいくらいお弁当が楽しみ!!お弁当箱を開けると、私の好きなからあげが入ってた、ウィンナー一緒だね、おにぎりは鮭だー、ピカチュウだ、ナゲット入れ忘れてるー、、等色んな声と共に笑顔が溢れる。
私達保育者は、お弁当の中身よりもそんな子ども達の言葉や笑顔を見つけて寄り添った声掛けをしたり、共感したりすることが仕事だと思う。
その中の1つが「キャラ弁すごいね、かわいいね」だったり、「ウィンナーおいしそうだね」「ナゲット入れ忘れちゃったのかな、残念だったね」なら問題ないと思うのだ。
今回はあまりにも一人の子どもだけが注目され過ぎていて、他の子どもが置いてきぼりに見えてしまったから違和感を感じたのかもしれない。
もちろん何かで注目されることは悪いことではないし、どんなお弁当も素晴らしい。
私達保育者が、、、ではなく、私自身が、様々な場面で配慮に欠けた発言をしていないかを、今一度考えさせてくれたお弁当。
忘れないよう、ここに記しておくことにした。
最後まで読んでいただき、