稽留流産の手術から、数週間後
コロナウィルスが日本中に広がり
緊急事態宣言が発令された。
予定していた夫の不妊原因の手術は無期延期を告げられた。
夫の職場は、休業要請が出され5月末まで休業となった。
私の職場も出社禁止となり
週1回程度の在宅勤務となり、
決まった時間に行われる
テレビ電話会議以外にほぼ仕事はなくなっていった。
娘の通う保育園も登園自粛となり本格的な自粛生活が始まった。
義父は、建設関係だっため通常より仕事は減ったが
週5日勤務から、週3.4日程度の勤務となり
定時を待たずに現場から直帰のため
仕事に行くことはあっても
いつもより帰りが早くなった。
いつも、休みが合わない夫と長く一緒にいられる
最初は嬉しくて
あれもしたい!これもやりたい!と想像を膨らませた。
長い自宅生活に備えてと
100均でねんどや絵具やおもちゃを買ったり
二人でヨガマットや筋トレの道具を買って
夜な夜な娘を寝かせたあと
旦那は筋トレ、私はダイエットに一緒に励んだ。
ただ、私は夫と毎日いられるのは嬉しかったが
夫婦生活は相変わらず、頻繁にする気にはなれなかった。
夫は、筋トレの他に10年振りくらいにベースとアンプを買い
趣味に没頭していった。
ただ、夫はこの頃本格的に禁煙を始めて少しずつイライラし
夫婦生活も私から拒否することが多くなり
夫はこの頃からストレスを溜めて行ってたと思う。
夫は、一人で行動することが少なく
昔からどこに行くのも一緒だったが
この頃から、行き先を言わずに
「ちょっと、ぷらーと行ってくる」
私と距離を置こうとしていた。
仲良くやっていた筋トレも些細なことで喧嘩して
私がダイエットをやめてしまった。
私も、家にいなければいけないストレスや
夫の給料は当然満額は受け取れないため
お金のこと、今後のこと、延期になった夫の手術のこと
相変わらず、家にいる時はリビングに居座る義父
色々なことが重なり
どうしようもないイライラを夫にぶつけるようになっていき
出口の見えない些細な喧嘩が増えていった。
離婚。
家を出て行きたい。
今までは絶対に出なかったこの言葉も頻繁に出始めていた。
妊活に関しても、手術をしないまま夫婦生活を続けて
また妊娠しても流産の可能性が高い
なので、コンドームをつけてしっかり避妊をした。
本来、コミュニケーションのための夫婦生活
だんだん、性欲が溜まる夫のため、夫の相手をしなければならいという思いが強くなっていった。
自粛が明ける頃には
夫婦生活は月に1度程度になっていた。