拙著「僕が帰りたかった本当の理由」
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的中
朝、
眠っていると、
頭の中で何かを
必死に考えている事に気がつく。
未だ
目覚め前である。
どうやら
それは
夢ではない。
目覚める前にも関わらず、
頭が勝手に何かを考え始めているのだ。
でも、
目覚める前から
考えなくてはならないこととは、
一体何なのか?
それは
『その日の内にやるべき事』
の確認作業だ。
というか
『その日の内にやらなくてはヤバいこと』を、
目覚める前に、
頭の中で
必死に
優先順位付けをしているのだ。
その優先順位付け作業が終わると、
ようやく得体の知れない恐怖心から
開放されて、
目が覚める。
まるで
目覚めた時点で
大仕事を終えたかの様な疲労感。
それが
毎朝のスタートだった。
❤
「 いつも何かを恐れ、
いつも何かに追われ、
いつも何かと戦っている。 」
そんな日々の連続。
『あ~、こんな緊張を強いる人生なんか嫌だぁ』
『全てから解放されて悠々自適な人生を送ってやる』
そんな決意をしながら
毎朝、
布団を足で蹴って飛び起きる。
でも結局は、
同じ決意の朝を
40年以上迎え続けたのである。
❤
そして今朝も、
何かを必死に考えている自分に
気がつく事で目が覚める。
いつもの事である。
いや、
いつもとは違う。
何か今までとは様子が違うのだ。
頭の中で必死に探している筈の、
『その日の内にやらなくてはヤバいこと』
が見つからない。
そして、
『その日の内にやらなくてはヤバいこと』
が見つからない事に
底知れぬ恐怖心
を感じながら目覚めたのである。
❤
そう、
「長年働いて来た人は、
定年後は
何か夢中になれる事が無いと
ボケが急速に進む。」
よく世間で言われている事だし
そうだろうと想像していた。
ところが
「やることが無い事」が
これほどまでに
『恐怖心』を伴うもの
だったとは
想像もしていなかったのだ。
この得体の知らない
『恐怖体験』
によって、
私は新たな人生の気づきを得る事になる。
つまり、
「 いつも何かを恐れ、
いつも何かに追われ、
いつも何かと戦っている。 」
そんな全く嬉しくない人生の状態が、
実は、
得体のしれない恐怖心を回避する為には
ありがたい事だった、
という事実。
言い換えると
『やる事が無いことこそが人生の最大の恐怖』
ということを
心から悟る事になったのだ。
リタイヤして2年目を迎えての事である。
❤
『人は経験する為にこの世に生まれて来る』
と
スピリチュアル界隈で言われることが有る。
経験さえ出来れば
『幸せでも不幸でも良い』
『健康でも病気でも良い』
『金持ちでも貧乏でも良い』
という意味とも取れる。
言っている事は分かる様な気がするが
簡単には
受け止めきれない教えである。
でも、
この言葉の真意が、
『やる事の無い事への恐怖心』
を経験する事によって、
初めて、
そして思いっきりな説得力を持って、
実感する事になってしまったのである。
❤
弓道の神事で、
中心に『鬼』と記した的を射る事が有る。
もちろん、
鬼退治を意図した
厄払いの行事である。
ところが
本当は人知れぬ別の意味が有るという。
「鬼」という文字は、
「甲」「乙」「ム」の3つに分解され、
中心に位置する「甲=相手」
を射る事よりも
横に付随(ふずい)している
「乙=自分」や「ム=無」
を射る事を目的としているというのだ。
すなわち、
「鬼」が的の中心に描かれることは、
実は、
単に的を射るのを目指すことではなく、
自分自身の成長心や謙虚さを会得する過程を
象徴する意味を持っていたのだ。
「鬼は甲(相手)より、乙(自分)とム(無)」
という事で、
弓道の目的は的を射る事(的中)ではないということなのだ。
これを、
人生へ置き換えると、
『人生は幸せになる事が目的ではない。
幸せを目指す行動に依って
得られる出会いや経験こそが
人生の目的である。』
確かに
この考えに沿うことが出来れば、
人生の殆どの問題は解決出来てしまう。
そんな真理に
とっくに辿り着いていた
日本古来の人々に、
ただただ
驚くばかりである。
❤
障害の有る息子を授かることを望む人は居ない。
でも
我が家は、
障害を負った息子を授かった事で、
ただただ
ひたすらに
奔走し続ける経験を得る事が出来た。
否応なく
深く刻まれる貴重な経験を与え続けてくれた
我が家の長男坊、諒(りょう)に、
改めて感謝の思いが溢れた。
「盆は帰って来てくれるかなぁ?」
物言わぬ遺灰に
今日も手を合わせてみる。
★★★★★★★★★
弓道を始めた
我が家の3男坊(颯太郎そうたろう)、
まもなく4か月になるが
未だ本物の矢を引く事が許されていない。
的を射る事が目的ではないにせよ、
そこは高校生....。
めげないか少々心配になって来たなぁ。
がんばれ~、颯太郎!
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