■はじめに
先日、バザーパート長と副パート長そしてスタッフ4名の計6名で、収益金の寄付先となる日本フィリピンボランティア協会へ行って、詳しい話を聞いてきましたので、『収益金のその後』について詳しくご説明したいと思います。
■JPVAと学校保健室支援活動
日本フィリピンボランティア協会(JPVA)は、主にフィリピンのダバオという都市で活動しています。フィリピンでは日本でいうユニセフのように名の知られたNPO法人です。
当初は、貧困以下の生活を強いられいる日系人の為の教育から出発しましたが、今では、教育活動だけでなく、里子教育支援・環境保全・貧困集落の自立と子どもの福祉・保健室の支援・教育交流・文化交流・福祉交流などと、日系人の方達と共に地域社会に貢献していく活動に変わっています。
最近では、日系人だけではなく、地域社会の一環として日本とフィリピンの相互の課題を重視(お互いの国の非を認めあい、援助しあう)し、解消に向けて実践する活動を推進しています。
■学校保健室活動が開始されるまで
戦争によって、フィリピン国内で立場がなくなった日系フィリピン人は、ダバオの山奥で暮らしていました。その為、学校すら通う事が出来ませんでした。
そこで、1980年代に日本へフィリピン人を招いて、日本語の教育を行いました。1990年代になると、学校を建設し、教育費を援助しました。また、日系フィリピン人の方達と共に日本人がボランティア活動をする、ということも始まりました。
フィリピンでボランティア活動をする中で、日本人がむやみやたらに伐採した熱帯林によって、洪水が起きたり、農作物に被害があったりしていることを知り、今度は、日本人ボランティアと小学校の生徒たちが一緒に植林をするという活動を開始しました。
その植林活動をしている中で、今度は、小学校に通う生徒の栄養や健康などの問題について気付き、そこで、1990年代後半に始まったのが「学校保健室支援活動」です。
学校に保健室を設置し、医者を常駐させる訳にはいかないので、その学校の教師や生徒の保護者でも応急手当などが出来るような体制・設備を整えました。
■現在の学校保健室支援活動
現在では、ベッドや薬箱、薬品などを寄付していて、1つの小学校で約5万円を使っています。ちなみに、その薬品は、日本の医者などが使う本格的なものではなく、教師や保護者などの素人が扱う事が出来る、ビタミン剤や簡単な風邪薬などです。
その薬品の配布は年に3回行われています。
この学校保健室支援活動は現在は9団体が参加しています。
主に、私立の中学校や高等学校などで、文化祭でのバザーの収益金を寄付しています。
※武蔵高等学校 中学校だけでなく、、
・吉祥女子中学・高等学校
・普連土学園中学校・高等学校
・宝仙学園中学高等学校
・立教池袋中学校・高等学校
などの全9団体がこの活動に参加しています。
■武蔵高等学校中学校と学校保健室支援活動
武蔵高等学校中学校では、毎年4月に行われる記念祭においてバザーを実施し、そこでの収益金をJPVA(日本フィリピンボランティア協会)の学校保健室支援活動に寄付しています。
武蔵高等学校中学校がスポンサーとなっているのは、タグポポガン小学校とサンアグスチン小学校の2つの小学校です。1つの小学校に5万円で、毎年10万円を寄付しています。
1年に3回行われる薬品の支給で、今年(2011年)の8月に行われた時の報告が下の写真の文章です。
■終わりに
日本フィリピンボランティア協会(JPVA)の『学校保健室活動』については、今後も情報を発信していきますので、定期的にこのホームページをチェックしていただけると幸いです。
■参照
日本フィリピンボランティア協会(JPVA)公式Webサイト
JPVA公式Webサイト内『学校保健室支援活動』
日本フィリピンボランティア協会学校保健室支援活動
http://www.geocities.jp/dinadayamoako/
過去の記事…【収益金のその後/第1号】 フィリピン学校保健室支援活動
http://ameblo.jp/90th-kinensai-bazaar/entry-11062944239.html








