前回までのあらすじ
BMW2002ti Restoration
タマとシロのコンビによりトラクションを稼ぐリアウィングが製作されていた。
さて今週は、どうなったのでしょう?
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第10話:90社長のお仕事
マスター:「こんにちは。皆さま、いかがお過ごしでしょう?」
マスター:「今週も社長のいつもの拘りで、脱線しまくっているようですよ。それでは、ご覧ください。」
**C Factory/車体製作場**
その日、社長はワクワクが止まらない様子だった。
社長:「よーし、初めてのメッキ剥がし作業。どうなるんだー? 実験、実験!」
社長は工場の給湯室からキッチンハイターを持ち出し、紙コップに注いだ。
どうやらBMWのメッキ塗装のフロントグリルが気に入らず、メッキを剥がしたいらしい。
社長:「ヘッドライト部分はメッキ塗装を残したいからマスキングゾロでカバーしておこう!」
社長はマスキングを済ませたメッキパーツを紙コップの中に放り込んだ。
社長:「とおーーーぅ!」
ポチャ
10分後、取り出したパーツは見事にメッキが剥がれていた。
マスキングの下も…..涙
タマ:「あれっ? マスキングはどこニャー?」
社長:「ね、狙い通りだ!」
(後でこっそりメッキ塗装しておこう…)汗
社長はマスキングゾロが剥がれる事を学習した。
社長は仮組したフロントグリルを見て、グリルを1mmほど奥まらせてアクセントを入れることにした。 (ここは省略)
次に、フロントバンパーを仮組してみた。
社長:「これはラリー・カー特有の追加ライト設置のため、隙間が多いなー」
社長は、この隙間を0.5mmのプラ板で蓋をして延長バンパー仕様とした。
社長:「これでよし。良いバランスになったな。」
社長:「さて、次は排気ラインだなー。純正は?っと。」
社長:「シングル・センター出しかー。これはこれで良いんだけど2本出しにしたいなー。作り直しだな。」
そう言うと、社長はワンオフマフラーの製作に取り掛かった。
まずプラパイプでマフラーを製作、マフラーカッターに繋がる配管はプラ棒を熱で曲げて製作、マフラーカッターは真鍮管で製作することにした。
製作したパーツを車体に仮組してみた。
社長:「よし、こんなもんだな。 後はマフラーカッターの長さ調整だな」
社長はマフラーカッターを丁度良い長さにカットした。
そしてマフラーカッターの先端をリューターにより削り、厚みと形状を整えた。
しかし、ツインマフラー化によりマフラーカッターがボディーに干渉する部分が出てきた。
社長:「ボディーもカットするかー。」
社長は、干渉する部分にマジックで印を付けた。
社長:「ついでに右だしマフラーの穴も塞いでおこう。」
社長はツインマフラーの出口の切削と右側のマフラー出口をパテで塞ぐ作業を行なった。
こうして車体のカスタマイズは、ほぼ終了段階まで漕ぎ着けたのであった。
社長:「まだ少し細かい部分の修正が必要だが、ほぼ終了だな。」
社長:「いよいよ塗装に入れるかな~。久々にタマの宝箱(塗装済みパーツの保管箱)が一杯になりそうだな。」
.......
タマ:「ぬぬっ? お宝GETの予感ニャー!!」
本日は長くなりましたが、このあたりで
おしまい