キャプテン翼にどハマりしました。
言わずと知れたサッカーものの代表作です。
イナズマイレブンやブルーロックからサッカーもの面白いやんと思って、それなら原点にして頂点であるキャプ翼もハマらないわけなくない?と思ったのですが、ビンゴ。
原作やアニメ、ゲームを全て網羅するくらいにはハマってます。
こんなに登場人物全員が眩しいコンテンツ、私は他に知らない。
まず良いなと思ったのは、終始爽やかなスポーツものであるところですね。人間関係のドロドロした感情が殆どない。
例えば、怪我で抜けた若林の代わりに翼が南葛SCのキャプテンに任命される回。
チームメイト全員がすんなり翼を新キャプテンだと認めてくれました。
「サッカーの上手い翼には俺の気持ちなんて分からねえよ!」とか「キャプテンは若林さん以外認めない!」みたいな、ありがちなめんどくさい展開もなく、トントン話が進んでくれるので大変見やすかったです。
恋愛描写もダラダラドロドロせず、非常にさっぱりしていたのも好感が持てました。
___壁にぶち当たったり悔しい思いをしたり、泣きたくなったりしても、決してあきらめない。
めげて立ち止まったりしないで、前を向いて好きなことをとことん続けていく。
僕が描いてきた「キャプテン翼」には、そういった心の強さを持つ少年たちがたくさん登場している(「キャプテン翼のつくり方」より)
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全世界がキャプテン翼に惹かれる理由が詰まっています。
作中では当然サッカーの申し子である翼ばかり持て囃されますが、周りは劣等感を抱くことなく、翼に一目置いています。しかし、全員が自分のサッカーに誇りを持って、脇目も降らず自分の道を進んでいるのです。
全員が勝利に強く拘っており、負けても潔く相手を讃えられる強さがある。
サッカーの実力を差し引いても、全員が精神的に強く自律している。そんなところに惹かれました。
【大空翼について】
「ボールは友だち!怖くないよ!」
私がキャプテン翼を読む前から、この台詞は知っていました。それほど有名な台詞です。
小さい頃からずっとサッカーボールと一緒だった翼くん。
何があってもサッカーを愛し続ける一途さには、尊敬しかありません。
どんなに惨めな思いをしても、痛く辛い思いをしても、彼がサッカーを嫌いになることは絶対にない。
そんな好きなものを好きでい続けられる純粋さや強さが私にも欲しい。
普段はそうやってサッカー愛に溢れる彼だからこそ、ジュニアユース編の終盤、早苗ちゃんへ愛を伝える場面はキュンとさせられました。
サッカーバカで、孤立しがちだった大空翼。それが今や沢山の人に愛され、自身もサッカーをはじめとして、愛する存在で溢れている。優しい世界です。
【日向小次郎について】
主人公は大空翼ですが、裏の主人公は日向小次郎だと思っています。
序盤はこの二人の対比がえぐいほどまざまざと描写されていました。
仲のいい両親や綺麗な家に恵まれ、大好きなサッカーにいつでも打ち込める大空翼。
家は貧しく、父親は他界。小学生ながら、知り合いの仕事の手伝いをして賃金をもらっている日向小次郎。
日向は最初、自分の夢や仲間より、家族や家計が第一の男でした。
しかし翼たちとの戦いを経て、自分の信念や夢に正直になり始めます。
将来のこと、お金のこと、家族のこと。
何かを選択すれば、そこには必ず妥協か犠牲が伴う。
夢を追い続けることは、世間的には「正しくない」ことかもしれない。
だからこそ。
がむしゃらに夢を追い続けることの難しさを知っているからこそ、誰にも流されることなく、ここまでサッカー一本に本気になれる男たちを、眩しいと感じるのだと思います。
物事に正解なんてない。
分かっているのは、バイトばかりしていた息子のことを心配していた日向のお母さんも、小次郎兄ちゃん大好きな弟妹たちも、日向が決めたことなら快く受け入れてくれるに違いないということです。
夢っていいな。
好きなことに向かって一直線に頑張る人たちっていいな。
そう思わせてくれる素敵な作品でした。