いきなり自分語りで申し訳ないですが、歳を重ねるにつれ、作品の面白さより30分視聴するキツさの方を感じてきた今日この頃。

 自然とアニメを観る頻度も少なくなって、潮時かな〜と思い始めていました。


 そんな中、夏アニメにあった、漫画を描くことをテーマとした作品「これ描いて死ね」。今期これだけは完走しようと思いました。

 私は漫画家・小説家・芸術家といった、自分の作品を作り上げる方々に惹かれるタチなので、漫画を描く登場人物がいれば無条件に反応してしまうのです。


 これが私が真剣に触れる最後の作品になるかもなぁと思いながら視聴を始めたら…お、お、お、面白い!!!!


 アニメの30分視聴はキツいはずなのに、これに限っては体感5分。

 OPも飛ばせない。

 ひっっっっさびさのヒット。荒んでいた私の心に潤いを与えてくれたオアシスのような作品です。冗談抜きで。

 アニメの最終回を待たずして原作にも手を出しました。これまた最高。


 登場人物みんな良いキャラしてるんです。

 赤福はずる賢いけど仲間思いで憎めないキャラ。

 心ちゃんは優しくて引っ込み思案だけど芯のあるキャラ。お母さんを説得する為に一人で描いた漫画がすごく素敵だった。

 光ちゃんは漫画の天才(実は誰よりも努力の人)だけど、漫画以外のことは不器用なキャラ。


 ただ、華の高校生を差し置いて、テッシーがあまりにも強い。漫画道の酸いも甘いも経験してきた大人は貫禄が違う。けど、自分の価値観を押し付けることなく、生徒の自主性を重んじ、全力でサポートしてくれる、優しい先生です。

 本気で作品作りに向き合ったことのある人は、彼女の苦悩に共感の嵐だと思います。


 とはいえやっぱり一番好きなのは相ちゃんですね。

 漫画を純粋に愛し、劣等感を抱いても挫けず楽しんで描き続け、テッシーに漫画を描きたい気持ちを取り戻させてくれた、圧倒的光属性の主人公でした。


 全話、どこかしらジーンとくる場面があるんですが、最終回は特にやばかったです。

 原作を読みながら、「最終回はここ持ってくるだろうな〜」とか呑気に予想してて、その予想はまあ当たったわけですけど、まさか良い歳して嗚咽するほど泣くとは思いませんでした。


 アニメでボロ泣きしたのはいつぶりだろう。観終わった後の爽快感は異常。こんな経験、もう二度とないかもしれない。

 原作者様、アニメ制作スタッフの皆様様、キタニタツヤ様、素敵な作品を本当にありがとうございました。


 二期決定でまた大泣きする自分。これ観るまで死ねない。