1回だけ見ることが出来ました。

初日の映像ニュースしか流せないということで

目に焼き付けなくては、と思い見ました。

 

東急シアターオーブはちえさんの「太陽王」ぶりです。

10年前?なつかしい。

ヒーローは出てたんですね。

 

今回は2階席だったのですが、

舞台全体は見えてよかったですが

遠いので細かい表情はオペラがないと見られませんでした。

全体を見るのはとてもよかったです。

 

ちなみに映画も舞台も見てません。

古くはないブロードウェイミュージカルの曲だなあと思いました。

音楽はいい曲なんですが

覚えられるほどキャッチーではありませんでした。

 

こっちゃんがうたちゃんを初めて見たときの歌がいいなあと思いました。

あとドラゴンの歌。

 

ここから

もちろんネタバレしてしまいます。

 

最初、息子の結婚式でとんでもない振る舞いのこっちゃんの役が

受け入れられない、とちょっと思ってしまった以外はとても面白かったです。

極美慎ちゃんの役の気持ちがよくわかりました。

 

1幕はほぼこっちゃんの回想ですが

いろいろな話が出てきて面白かったです。

魔女の話、巨人の話、サーカスの話。

魔女の都さんは歌が迫力があってよいです。

気の強そうな美人だし。ぴったり。

 

巨人の大希くんは、これまたぴったり。

あの竹馬的なもので普通に動いて踊ってる!すごい。

心優しき内気な巨人。

 

サーカス団長はやっぱり上手いです。さりおくん。

ちょいちょい面白かったです。うまいなあ。

悪い人かと思ったらそうでもなかったし。

 

うたちゃんはやっぱりとってもかわいいので

こっちゃんとお似合いですね。

こっちゃんがほぼ一目ぼれなのわかります。

出会ったときの歌はこっちゃんがひとりで歌っていた時の方が

よかったように思いましたが。

 

腐れ縁的なさきっぽと夕陽さんのキャラも立っていて非常によいです。

ちょいちょい面白いし。

こちらも憎めないですね。

最後には町長までなるし。

 

2幕は一気にパパこっちゃんの真実に息子極美が迫って

なっちゃんから本当にお父さんがしたことを聞かされます。

 

隠していたこっちゃんの気持ちがわかるような

わからないような。

街のことはわかりましたが

ローンのことはちょっとよくわからない。

しかも、町の人に国か州は補償しないのかしら、とか。

 

そして、最後のとき。

息子はこっちゃんを川へ連れ出すのですが

なんだかしらないけど、

ここでそんなにうまくないはずの極美慎ちゃんの歌で

物凄く泣けたんです。

本当に、なんで?って感じでした。

しかも、そんなに覚えてないんですがね。

そんなに成長しているとも思わないのに

極美慎ちゃんすごいじゃん、と思いました。

あと、とにかくシュッとしてカッコよかったですね。

 

最後に、川へ水仙を投げ入れるところに

本物の巨人(ちょっと小さめ)と本物の魔女が来るところまで

とにかく泣けました。

 

あと、病で寝ているこっちゃんに

小桜ほのかちゃんが歌いかけるところも

とっても泣けました。

こちらはとっても上手かったです。

 

ヒーローはこっちゃんの旧友で

こっちゃんを心配する役がもうぴったりでした。

 

こっちゃんは若い時から老年までとっても上手く演じてました。

途中、老人から若くなるときに

カツラをはぎ取るところが見られてよかったです。

あの場面はとっても楽しいですね。

(ちょっとキャッチミーを思い出しました。)

とにかく、歌は何でも上手かったです。

 

すっごいよかったって気持ちと

宝塚らしくはないかな、とか思いました。

劇団はとにかくこっちゃんに

いろんなミュージカルをさせたいんだなあ

と思いました。

たくさんあるこっちゃんの主演の中の一本ならでは

本当にいいもの見せてもらった、と思いました。