ご訪問いただきありがとうございます。
京都市西京区桂でピアノ教室をしています。
今日は、教室のご案内を兼ねて
①2人の講師
②2つの教室
③2種類の奏法
についてご紹介させていただきます。
①2人の講師
導入・初級コースは私が担当し、中級からは、《③2種類の奏法》を生徒様に選択していただき講師を決めています。
専門コース、音楽理論、大人の趣味のレッスンは長女が担当しています。
②2つの教室
自宅(第一教室)と、自宅からすぐの第二教室の2箇所でレッスンしています。
基本は第二教室ですが、私と長女の生徒さんが同じ時間に重なる場合は、1ヶ月交代で教室を変えています。ご了承下さい。
自宅教室は狭いですが、12年前に購入したグランドピアノはとてもよく鳴ります。
4匹の可愛い子達も迎えてくれますよ
色々なピアノで弾くことは勉強になると思います。
③2つの奏法
こちらは少し専門的な話になりますが、奏法とは「弾き方」のことです。
私は日本で一般的な奏法、長女はロシアで培われた奏法に基づいたレッスンをしています。
ここでロシアの奏法「ロシアピアニズム」についてご紹介させていただきます。
長女は大学3年生の時に、「ロシアピアニズム」に興味をもち、現在も丸尾祐嗣先生の元で研究しています。
「ロシアピアニズム」を一言で説明しますと、響きのある音色を出すために考えられた合理的な弾き方で、音色だけでなく不思議なことに弾きやすさにも繋がります。
日本では、ヨーロッパから伝わったピアニズムが主流です。
大野真嗣先生という方が、ロシアピアニズムの本を出されているのですが、最近日本でも少しずつ知られ広まってきている奏法です。
ピアノの中心国と考えられているヨーロッパは、チェンバロなどの古いピアノでの長い歴史の伝統があるためか、新しく現代のピアノが発明されても、現代のピアノという楽器の扱い方についてはあまり考えられませんでした。
一方ロシアは、ヨーロッパで現代のピアノが発明されてから遅れて伝わりました。
ロシアのピアノの歴史としては、現代のピアノからスタートしたのです。
そのため他の国々よりも圧倒的に現代のピアノという楽器の扱い方に対する研究が施され、ロシア独自のピアニズムが生み出されました。
今では徐々にヨーロッパや日本にも進出し、その素晴らしさが認められつつあります。
有名なピアニストでは、
アルゲリッチ
ミハエル.プレトニョフ
セルゲイ.ババヤン
牛田智大さんもこの奏法で倍音を伴う音色が本当に素晴らしいです。
ヨーロッパや日本の約9割は一般の奏法(古いピアノの扱い方を受け継いだ奏法)で、この奏法は大まかにいうと指の関節で支えて弾きます。
ですので、生まれつきの関節の硬さでその人の技術は決まります。しかし、関節は鍛えても強くならないそうです。そのため腱鞘炎になる人も多いです。
また、限界がいつか必ずきてしまいます…
長女も奏法を変えるまでは限界を感じ悩んでいました。
それに対し、ロシアピアニズムでは筋肉で支えるので、どんな関節でも関係なく鍛えられます。
使うべき筋肉で弾けた時からすぐに弾きやすくなりますし、続けることで筋肉が鍛わっていきます。
例えば速いパッセージを弾きこなすのにも、一般奏法では指の練習のテクニックやハノンでリズム練習をすることでしか対処出来ませんが、これをしたからといって正直弾けるものではないです。
ロシアピアニズムでは、このような練習は省き、根本的な奏法から弾きやすくするという学びになります。
ピアノ界でも、独自の奏法を生み出し、それを学べる音楽院、素晴らしい作曲家、ピアニストがいるロシア🇷🇺
ウクライナにも素晴らしいピアノの歴史、ピアニストがいます🇺🇦
音楽が平和を運び、どうか1日も早く平和な日々が訪れますように…🕊