今回の選挙で、長野県の高森町に、「アピタ高森店」に共通投票所が設置された。共通投票所とは6月19日に施行された改正公選法に盛り込まれた新制度で、国政選挙や地方選挙の投票日に自治体の判断で設置できる投票所のことである。長野県高森町のほかに参院選で導入するのは、北海道函館市、青森県平川市、熊本県南阿蘇村である。

しかし、この共通投票所の設置には「二重投票」を防ぐために全投票所と専用回線で結ばなければならず、時間や費用がかかるため、参院選では大半の自治体が見送っている。だが、選挙当日には韓国の中央選管が視察に訪れるなど注目を集めることから、町選管の松村書記長は「投票率アップが期待できるだけでなく、町の知名度も上がる、費用対効果は大きい」としている。(中日新聞より)

この共通投票所の設置で本当に投票率が上がるのかどうかは疑問だが、この取り組みを行う都道府県が少ない中で敢えて導入することで新聞記事にもなり、知名度上昇につながった長野県高森町。私が感じたもう一つのいいことは、スーパーで投票をする際に家族で来ていた場合、選挙権を持たぬ若者も投票する現場を見ることになり、そういった若者の投票率が上がる傾向にあるということから、将来の投票率向上にもつながる可能性があることだ。

多少費用がかかっても、投票率上昇につながるのであればこの取り組みは大きな意味を持つのであろう。今回の選挙の長野県の投票率に注目したいものだ。