神流川

大神楽沢 

山行日:2021年10月24日(日)

メンバー:4名

天気:晴れ 

ルート:

23日:出発地18:30=道の駅上野22:00

24日:道の駅6:30=浜平登山口P7:25…大神楽沢…co1135m大滝下11:10滝上11:40…co1365m12:45…co1460mコル13:00-25…三笠山13:35…湯ノ沢峠15:10…浜平登山口P16:50=しおじの湯=帰京 

 

群馬版おしらじの滝

地形図1362m直下のゴルジュ帯

 

 レジェンドが計画した大神楽沢。神流川源流の諏訪山に端を発する沢で、1985年日航ジャンボ機が墜落した御巣鷹の尾根が対峙する。群馬県の最西最深部で交通不便かつアプローチが核心となる僻遠の地。

 

 沢旅が楽しめる巨木の渓ながら歩きごたえはあり。中盤にある30m大滝は細い水量ながら 天を衝く絶壁で威圧感は相当なもの。手前にあるコバルトブルーの深釜を持つ群馬版おしらじの滝5mと後半の井戸底ダンジョンのゴルジュがスパイスを加えている。

 

   300名山の諏訪山(1549m)と三笠山のコルに詰めるため、標高1360mから進路を左へとる。明るい源頭で優良物件地帯だ。急斜の詰めとなるが標高差70-80mで薮漕ぎもなく山道に出られる。

 

 下ヤツウチグラと称される三笠山は奇峭な山容。断崖絶壁の頂で三笠山大神を祭る社がある。絶佳眺望で、足下より大神楽沢の裂け目をのぞき込める。先ほどダンジョンと表記したが、頂の前後はダンジョンからほぼ垂直にせり上がる絶壁に山道があり、鎖と梯子の連続で緊張が続く。

 

  湯ノ沢峠で浜平登山口に下るルートに入る。沢沿いの九十九道で長く大変だ。特に中盤は谷に沿う径路で一歩間違うと谷底行きとなる。沢の中を幾度も徒渉することもあり、山と高原地図に「増水時歩行不可」と記載されていることに納得。総じて沢より下山路が核心といっても過言でない。

 

 帰路の立ち寄り湯は駐車場から車で5分の浜平温泉しおじの湯。秋の日は釣瓶落とし。すぐに闇が優勢となるが、その闇の裂け目に温泉施設と食事処があるのはありがたい。帰路高速ICまで下道60キロも核心の一つとなった。

 

コース

入渓後しばらく続く渓相

              

おしらじの滝に似ている。右から越すと大滝だ。

1135m付近の大滝

右岸から巻き25m懸垂で滝上に戻る

1362mピーク直下のゴルジュ帯

1360m付近を左へ

諏訪山と三笠山の暗部

三笠山の前後は岩稜の絶壁尾根で緊張が続く

長いはしごも何回か

湯ノ沢峠から浜平登山口へ

途中沢沿いの歩きとなる

浜平登山口駐車場 上野ダムの道はここで通行止となっていた。