ぼ‐総に耽る

ラピュタ鋸山&日本寺

久里浜港を後に

地図で神奈川県を上から眺めると、右を向く犬の形が浮かび上がる。 別名「神奈川犬」と呼ばれているそうだが。前足は三浦半島、後ろ足は真鶴半島、口は東京ワン側の横浜港で、川崎の浮島町が鼻。プロムナードも横浜の北部から金沢区栄区鎌倉方面に南下した。地図を眺めていると、ペリーが上陸した久里浜港から金谷港まで地図上にリールが延びている。東京湾フォリーの航路だ。本物はアクアラインかもしれないが…。春めいた陽気に誘われてしまい、気が付くと久里浜港に。静かな船旅を想像したが、多くの観光客、ハイカーと車が乗船し賑わっている。帰路金谷港周辺の飲食店も満員御礼の大行列で1時間待ちの状態でした。

神奈川県の形と位置

                                      出所 ちょっと便利帳より

 鋸山は十州一覧台で東京湾を一望できる険阻で広闊な眺めと屹立する石切り場跡がある。保田側に本堂のある日本寺は石造では日本一の大仏が、北口管理所そばには壁に彫刻された百尺観音が拝める。相当な昔はクライミングも行われていたようで、錆び切ったハーケンが縦一列に残置され、「1938明大」と彫られている。外国人にも人気があるようで、英語の標記が要所に列記され、この日も外国人ハイカーが多く見られた。断崖絶壁に張り出す地獄覗きは一番の人気スポットで長蛇の列と化していた。

船の汽笛を聞きながら、ボーっと海原を眺めると、漂泊の気分に陥る。脳はつくづく水が好きだと実感した。

天空の城 ラピュタ

百済観音像

有名な地獄除き

日本寺 石仏では日本一

ラピュタの壁

幾何学的な石切り場

展望台から見る保田

千葉の山はすべて400m未満だ。