深い雪に閉ざされた自然の神秘。
夏は多くの観光客で賑わうハイキングコースも、冬は静けさに包まれます。
奥入瀬渓流。
奥入瀬川は、十和田湖から流出する唯一の河川です。
川が始まる「子ノ口」から、「焼山」に至るまでの長さ約14km、標高差200mの渓流を奥入瀬渓流と呼びます。
雲井の滝。
雪の中を流れ落ちる水流が美しいです。
阿修羅の流れ。
奥入瀬渓流を代表する場所の一つですが、雪深いためあまり川には近づけず。
冬は子ノ口にある水門で水量を絞っているため、夏の方が迫力があるのだとか。
馬門岩。
夏は何の変哲もないただの岩ですが、冬場には巨大な氷瀑が出現します。
ピークは2月頃で、まだまだ大きくなるそうです。
石ヶ戸の流れ。
渓流の流れが近くで見れる絶景スポットです。
近くに休憩所があります。
奥入瀬川の源流となる十和田湖は日本で12番目に大きく、水深は327mと3番目に深い湖です。
火山の火口にできたカルデラ湖で、周囲は険しい山に囲まれています。
今から1万5千年前、それまで河川の流出の無かった十和田湖でしたが、東岸の一角が崩壊。
大量の水が山の急斜面を流れ落ち、大洪水を引き起こしたとされています。
この時にできたのが奥入瀬川で、十和田湖から唯一流れ出すその様は「銚子の口」のようだと言われました。
これが語源となり、「子ノ口」「銚子大滝」などが名づけられたそうです。
夜の子ノ口。
夜間ライトアップツアーに参加すると見ることができます。
巨大ライトを積んだ専用車でライトアップしているので、このツアーに参加しないと見ることができない光景です。
白糸の滝・・・がある場所なのですが、見えませんでした・・・
滝の音は聞こえたんですけどね。
石ヶ戸の流れ。
夜に見るとまた一味違います。
馬門岩の氷瀑。
周囲にはライトが全く無いので、より神秘的に感じます。
雪もちらついてきました。
千筋の滝。
小さいですが、川岸に近づくことができる貴重な場所です。
冬の奥入瀬は、ガイドブックに載っているのとは一味違う渓流美を楽しめます。
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青森県 十和田市 奥入瀬渓流
夏には多くの場所からバスが発着していますが、コロナ禍も影響して冬には定期便はほぼありません。
臨時バスを探しましょう。
ただし、この臨時バスも2022年度は十和田市中央バス停(最寄り駅まで別バスで40分くらい)発着で、しかも夕方~夜間に1往復なので、日帰りは諦めましょう。
臨時バスが使いにくいと思ったら、タクシーを利用するのも手です。
青森駅からは無理ですが、あらかじめ予約しておけば、七戸十和田・野辺地~八戸駅のどこかからなら対応してくれるはずです。
秋田県側の小坂町からも乗り合いタクシーがあるので、ご利用ください。
奥入瀬スキー場でスキーを楽しんだついでに寄るのも良いかもしれませんね。