明治維新。

近代日本の幕開けとして知られる変革です。

江戸幕府が倒れ開国間もない日本は、列強諸国による植民地化の脅威にさらされました。

そのような時代に日本が取り組んだ国策の一つに殖産興業があります。

 

「生産を増やし、産業を興す」という意味で、国内産業を活性化させて経済力の強化を狙いました。

八幡製鉄所富岡製糸場の操業開始が有名ですね。

 

今回はその中で八幡製鉄所を眺望できる場所を紹介します。

 

皿倉山展望台。

 

標高622mの山で、山頂までケーブルカーで行くことができます。

麓の八幡の街並みから、関門海峡を挟んで山口県まで一望できる眺めは圧巻です。

上の写真で言うと、中央の明るい場所(アウトレットモール)よりも左側が旧八幡製鉄所(現日本製鉄)の工場群です。

あと、右側の上の方に、小さいですが関門橋も写っています。

 

工場・川・橋・島・海峡・高速道路といった変化に富む眺めが評価され、『日本新三大夜景』にも選出されました。


明るいうちはこんな感じ。

 

夕焼けも美しいです。

 

余談ですが、三大夜景はいろいろあるのでご注意ください。

一般的には次の通りです。(東から順番に表記)

・『日本三大夜景』・・・函館市函館山・神戸市摩耶山・長崎市稲佐山

・『日本三大夜景』・・・山梨市笛吹川フルーツ公園・奈良市若草山・北九州市皿倉山

・『日本三大夜景都市』・・・札幌市・北九州市・長崎市

 

2つもエントリーされているのは凄いですね。

 

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福岡県 北九州市 皿倉山

JR八幡駅からケーブルカーの山麓駅まで徒歩20分程度。

結構急坂を上るので、タクシーで行くのが無難かと思います。

(ちなみに私は往復歩きました笑)

路線バスやシャトルバスもあるようですが、本数は少ないみたいなのでご注意ください。

 

あと、山頂は風が強く、地上と比べて非常に寒く感じました。

長時間滞在する場合は防寒具をしっかり用意するか、展望台の室内スペースやレストランなどを活用しましょう。