8月からずっと計画・運営してきた文化祭が終わった。
とはいえ、本来の仕事量の半分を任された形だ。
プロジェクトのリーダーとして動いてきたこの数ヶ月はご褒美のような時間だった。
大変だったけれど、先輩からたくさん学べた期間だった。
人前に出るような仕事は全く経験がなかった。
苦手意識があったから避けてきたのだ。
でも、苦手だからと言って逃げていたら、いつまで経っても「怖いもの」になってしまう。逃げられない状況になって、やらなければならない時が来たらきっと自分も困るし、周りもそれに巻き込んでしまう。
挑戦のチャンスがあるならここでやるべきだ。
そう思って挑戦したいと申し出た。
自分からやってみたいと言った以上、やりきらなければならない。
私のほかにやりたい人がいるならば、その人よりもやる気がないなら失礼だ。
力量がないことはやる前からわかっていること。
それでも任せるといってくれた人たちに応える働きがしたい。
私の成長のために文化祭がある訳ではない。
それだけは忘れないでやってきた。
生徒に不利に働くことがあってはいけない。
得たものはとても多かった。
自分にどんなことがまだ足りないのか。
ひとつの行事を開催するために必要なことは何か。
わからないことを進めていくなかでどんな行動が必要か。
人と協力してひとつのことを成し遂げるにはリーダーとしてどんな視点とどんな動きが必要なのか。
学年の行事でもうまく回せない私に学校行事を任せるということは周りの方々の相当の覚悟があったに違いない。応えられたのかどうかはこれからに生かせるかどうかだと思う。
この経験が心に残っているうちに記録に残しておきたい。
自分の未熟さと向き合い、自分が成長できている実感ももてた。
今日は達成感もあって疲れた。
「見える景色が変わった」そんな言葉が似合う経験をさせてもらえたことは幸せだったし、運がよかった。
お世話になった先輩たちにはこれから返していけるように、より自分を成長させられるように経験を糧にしたい。
このあとも引き継ぎ資料の作成をする。
未熟な私だからこその視点で残していくことが学校のためになるはず。
感謝の思いをこめて、本当の最後までやりきりたい。
この2週間は怒涛の日々だったし、今は実習生の担当もしていてまだまだ未経験の領域での仕事が続く。それに加えて、今年は研修の関係もあり、自己研鑽もしなくてはいけない。
やれずに放置していることもいくつもあるから、これからきっと年末まではストップすることなく忙しい日々になるんだと思う。
明日はひと休み。そろそろ眠いし寝るかな。