商売は三代目でつぶれますよ、

という、ことわざがあります。


三代目で必ずつぶれるわけではないけれど、

「多いから注意しなさいよ」ということで、

昔の人はそういうことをいったのですね。


じゃあ、三代目はなぜつぶれる人が多いのか。


一代目は、一生懸命、商売します。

二代目の息子は、たいがい、

父親を手伝って一緒に仕事をやるから、

父親のやり方がわかるのです。

だから、たいがい、

二代目まではなんとかもつ、というのですね。


それで、三代目でつぶれるのには、

いろんな理由があるのだけれど……。


たとえば、一代目が、

松下幸之助さんみたく小学校出で、

丁稚からのたたき上げで日本一の会社を作ったとします。


ということは、そこの家には日本一の先生がいるのですね。


にもかかわらず、二代目の嫁さんやなんかが、

自分の息子をいい学校へ行かせようとするのです。


要するに、一代目の成功例はどうでもよくて、

世間がいうところの成功例を追いかけるようになってくる。


三代目にはいい学校へ行かせるし、

留学もさせます。


そうすると、三代目は英語もしゃべります。

おまけに、ブレーンも大勢くっつけて、

銀行やなんかにも顔がきいて、

いろいろデコレーションして、

すべてがそろっているのです。


それでも、

会社はつぶれるのはなぜかというと、

実力がないから。



             ─     眼力    斎藤一人    より    ─








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三代目で終わり

ということですね