最後にブログを更新したのは8月31日だった。

 

~おくるみで包みこむ~

そう心の整理をつけた私。

そして、その私のブログにいいね!を捧げてくれた皆様に

私は

何ていえばよいのか。

 

これが、私なのか。

 

1週間も経たないある時に、

その電話は繋がり。

 

私は言ってしまった。

その人に。

 

そう、空を貫く高い汽笛をたてて走り行く機関車のように猛スピードで。

 

「あのね、電話の最後でじゃあ、又」っていったら、「じゃあね」なのよ。

「さよなら」っていったら、「さよなら」なの。

 

だから・・・だから・・つまり、その・・・

 

「おやすみなさい」って言ったら、「おやすみなさい」なの。

「失礼します」じゃないの。

 

でも、貴方は

私が「おやすみなさい」って言ったら、

「失礼します」って言ったから、

そういって、

そういって、私の目の前でシャッターを「ぴしゃり」と

音を立てるように閉めたから・・私は、とても、「寂しくて」

 

そう、やって、自分の言葉でその”当本人”に

言ってしまった。

 

きっと、これが、わたしなのでしょう・・。

 

その言葉をずっと黙って聞いていた貴方はいいました。

 

「そんな、意味はなくて。ただ、いつも「失礼します」が電話の終わり方になっていて・・・。

「そんな想いをしていたとは思わなかったです。」

 

そんな詞のピンポンをして。

二人でして。

 

その後、何もなかったように違うお話で盛り上がったあとで、

※盛り上がりは私の主観です。

 

その日の電話の終わりで、

私は、

何もなかったかのように、

言いました。

 

普通を装うように。

毅然と振舞うかのように。

 

私が「失礼します」と電話を切ろうとしたときに、

貴方は、

そうっと、ささやいた。

 

「失礼します。おやすみなさい」と。

 

それは、それは、

とても優しい言葉の響きでした。

 

あの、暑い、真夏に

涼しさを運んでくれた、夕涼みに響く、

風鈴の音のように。

 

それから、

電話を切る度に、

私が「おやすみなさい」を

敢えて言わず、「失礼します」と電話を切る度に、

貴方から、

必ずといっていい程、

忘れずに、

「おやすみなさい」とささやいてくれる。

 

これで、これだけで充分と思わないと。

これ以上、望んではいけないと、

そう思いながら

私の心の奥に募る想いはどうしよう。

 

どうしたらいいのかわからず、

私は、ただ、

ただ、~揺蕩えている~

 

そんな私に

貴方はもう、気づいているのでしょう?

 

でも、逢うことが出来ない貴方に、

そんな貴方に抱いたこの想い、

どこに、

おいていけばいい?

 

どこ吹く風にのせて、

この想いを放てばよいのか、

私は、

そのすべを、

見つかるはずもないそのすべを、

ただ、ただ、探し求めてる。