お気に入りのテレビ番組が突然終わりを告げる。
「快傑えみちゃんねる」(金曜・後7時)
MC "関西の女帝"お笑いタレント・上沼恵美子
人気と歴史がある番組だから
他の地域で再放送をみることが
できる。
昔、朝から晩まで働いて12時間労働が当たり前だった頃、
この放送がされる金曜だけは何とかやりくりして
滑り込みセーフで
夕飯食べながら観れるようにしていたら、
「やっぱり彼女、毎週金曜日はウキウキして帰るわね。
何かあるんじゃないの?」なんて、恋の噂話なんかされたりして。
そういう、私は
一人でおなか抱えてこの放送を笑って観ていたわけで。
1週間の疲れが吹っ飛ぶほど笑えるあの番組が終わるのか。
それも、この中途半端な7月という時期に
何の理由も明かさずに。
一体、何があったんだろう?
上沼さんが言った言葉で印象深かったのがいくつかある。
放送された言葉をそのままメモった訳ではないので、
正確には表現できないが。
「大阪城~あれは私のお家です」
これによく似た考え方で、
「僕は世界の政治をそれぞれの国に任せている」と
言った人もいたな。 私の周りに。
一見、傲慢な表現に聴こえるかもしれないが、
その言葉の奥には悠々としている態度がある。
自分で何もかも思うようにできる世の中じゃない。
彼らのような考え方で「大きな心ででんと構える」
それが大事だということ。
あと一つ、
上沼さんがあの芸能界を引退された島田紳助さんと
一緒にお仕事をしたことが。
とても、妙なコラボだが。
誰が、企画したのだろう?
上沼さんからのアプローチと聴いたこともあるが、
定かでない。
その後、紳助さんは芸能界を引退されたので、
本当にこれは貴重なコラボです。
その時に、島田紳助さんに言われたとか。
「私、この歳になって、苦手な人と一緒に仕事をしたくないんです」
その上沼さんのお言葉に
紳助さんは
「上沼さんはもう、これから無理をして気を使う人と一緒に仕事をする
ことないんですよ。仕事や一緒に仕事をする人を選んでいいんですよ」
といわれ、とても気持ちが楽になったとか。
これも、一見、表面だけ見ると、
なんか上から目線で自分本位の発言のように聞こえるけれど、
あれだけ、周りの人のことを配慮して気を使って使いすぎる人たちだから
これくらいの感覚で考えて丁度よい按配でお仕事や人間関係を
うまく回せていけると思うのです。
「いい加減」は投げやりな表現に聴こえるかもしれないけれど、
「いい、か・げ・ん」は丁度、「いい、さじ、か・げ・ん」
のようなもので。
時にはそういう、考え方も必要なんですね。