退院から一か月後の診察で
病理検査の結果を聞きました。
リンパ節に転移はなく
ステージⅠの早期胃がんということでした。
術前に、ステージはⅡかⅢかもしれないと
言われていたので
ステージⅠと聞いて
すごく嬉しくほっとしました。
これを聞いて一番に思ったことは
”いつ君と一緒にいられる”ということでした。
胃がんの告知を受けた時
今、いつ君をおいて死ぬわけにはいかないと
毎日追い詰められた悲愴な気持ちで
過ごしていましたから。
この診察ではもうひとつ
ピロリ菌が見つかった、と言われました。
早速ピロリ菌の除菌をすることになり
除菌薬が処方されました。
その薬を一週間飲んで
除菌は一度で成功
薬の副作用もありませんでした。
私の胃がんについて
長期間、ピロリ菌による慢性胃炎があり
そのことが胃がんの原因かもしれないと
説明がありました。
その後は、5年間、毎年胃カメラとCTで
経過観察を続けました。
無事5年が過ぎて卒業と思ったのですが
年に一度の胃カメラとCT検査は続いています。![]()
肺にある小さな影の経過をみるようです。