”土曜日に胃カメラ空いてるからやりましょう。”

医師のひと言で、あっという間に胃カメラをすることになりました。

 

検査当日

私は、カメラが胃の中を動く度に

苦しくて苦しくて

おえーおえー言いながら

早く終わってくれーと

必死で耐えていましたえーん

 

そんな私の苦しさなどおかまいなしに

カメラが胃の中を動き回っていた時、

突然、内視鏡室の中が慌ただしくなり

先生方の表情が厳しくなりました。

”生検”…という声も聞こえました。

 

やっと終わっても先生方の表情は厳しいまま

  

”悪性の可能性があります。二週間後に

結果を聞きに来てください”

と言われました。

 

悪性の可能性と言われても

そんなはずはないと思いました。

半年前にバリウム検査を受けていて

異常なしの通知をもらっていたので。

 

とは言え、”悪性の可能性”という言葉が

頭から離れず辛く苦しい二週間を過ごしました。

 

そして二週間後結果を聞きにいくと

あっさり”胃がんです”と言われました。

 

外科に回され、いきなり手術の説明がありました。

しかし私はショックで、

先生の話が耳に入りませんでした。

 

そのあと血液検査をして帰りましたが

体が震えて

車のブレーキをちゃんと踏めるか

心配でした。

なんとか無事家に着きました。