いつ君が作業をしていないと告げられて

しばらくして、

事業所との面談がありました。

 

その時、この作業所はいつ君には合わないので

合う所に移ったほうが良いと

言われました。

 

作業ができないことはないけれど、

本人が作業をしようとしないというお話でした。

 

どういうことなのかと考えてみると、

この作業所では

紙を折る仕事が多いのですが、

いつ君は紙の端と端を合わせて、

きちんと折ることができなっかったんだと思います。

 

折ったものに、なかなかOKがもらえなくて

途方に暮れてしまったのでしょう。

いつ君の力ではどうすることもできず

動けなくなってしまったのでしょう。

 

養護学校での進路選択の時に

もっと慎重に進めるべきだったと、

大いに反省しました。

 

どんどん元気がなくなっていくいつ君のことが

心配で心配で

ダウン症成人期の本を

読みあさりました。

 

そして急激退行ということを知りました。