何人かの人が田園を歩いているとしよう。

彼らの目にはほとんど何も映らない。

彼らの心が周囲に何の反応も示さないので、自然の美しさに気づかないのである。

他の人が同じ道を歩くしよう。

彼は石垣や野のさまや、小鳥の姿に、光と影の作る綾にことごとに心を踊らせる。

彼は肉眼でものを見ているだけではない。、

霊眼によってもものを見ているのである。