シルバーバーチが交霊会における門番の事について説明をしています。
「門番の仕事は門の番をすることです。
ですが、そのためには入って欲しくない霊を締め出すための必要な柵をこしらえるだけのエネルギーを供給してもらわねばなりません。
そのエネルギーはあなた方人間からいただくのであり、それが総合されて初めて威力を発揮するものであることをご存知でしょうか。
出席者一人一人から少しずついただいてそれを責任者である支配霊がまとめるのです。
そこで、霊界が用意したエネルギーをミックスして交霊会の運営のたま使用するのです。
もし誰彼れの区別なく通りがかりの霊にどうぞ入りくださいと言わんばかりにドア開けっ放しにしておくとみんな喜んで入ります。
何故かと言うとそれはいわば薄暗い場所に明かりをともすのと同じで、その明かりを見て低級な霊が続々とより集まってきます。
すると、門番も制しきれなくなります。
それだけのエネルギーを充分に備えていないからです。
邪魔をする体についてシルバーバーチが続けます。
「ですが、悪巧みを持ったものばかりとは限りません。いろんなタイプの霊がいるものです。ただ、単に地上の人間と話をしてみたいと思うもの、好奇心から割り込んでくるもの、軽薄な見栄からお節介を焼くものなどいろいろです。」