仕事が終わらぬ

丑三つ時

パソコンを打つ手は

軽快に進む

画面を覗く目は

集中している

画面を覗く目は

疑う

誰もいないはずの画面に
多くの人影

後ろを見ても

誰もいない

画面を覗く目は

多くの人影

画面を閉じて

オフィスを飛び出す

外から見たオフィスは

多くの人影

ずっと消えぬ人影

タバコに火をつけ落ち着かせる

オフィスを見ると消えた
多くの人影

急いで帰る

震えた

家についた時に

目を疑う

家が燃えて何もなく

火を消す消防車

多くの人影は

何かを知らせようと

していたのだろうか?

オフィスを早く出てくれと言っていたのだろうか?

消えた瞬間命が

火を見つめ涙が止まらず
火に飛び込んだ

消える命を助けたかった
消える全てを戻したかった

消える

全てが消える

消える