お父さん、お母さん、ありがとう 💗

最近、古い写真を見る事がありました
あの時は、全く気付かなかった母の表情に「あれっ?」
 
こんな、悲しげな顔 アセアセ
周りの風景などと照らし合わせて考えてみました
 
多分この頃、母の大好きな「母」つまり
私の祖母が他界した頃だと思う
 
父は、真面目で勤勉な人でしたが、寡黙な人で
何があっても優しい声をかけるタイプではなく、厳しい人
ワンマンな父の元で、何度となく母は自分の母親に愚痴っていたと想像できる
母にとって、母親は良き相談相手であり、頼もしかったに違いない
その頼みの綱の母親が亡くなり
 
不安と悲しみの心境が表情に隠し切れず表れ
何とも言えない、切ない顔となったのでしょう 
 
子供だった私には、想像も出来ないものだった
「ああ、ごめんね」
気づいて上げられなかった
大人になっても、しみじみと過去の写真を見る事はなかった
 
そして、私もいつしか優しい言葉をかけていなかった事に気づいた
誕生日や、母の日、などはプレゼントしていたし、
病院等にも連れて行ったり、
介護はやってきたが、優しい言葉は・・・ ショボーン
 
どうだろう……自分では思い出せない
けれど、母はいつも笑顔で「ありがとう」と、
感謝の言葉をよく伝えてくれていた
 
その言葉で、満足してくれていると思い込んでいた
それでも、もし私が更に思いやりある言葉を
頻繁に伝えられていたら
 
介護される方もする方も、もっと笑顔が出せたのかも知れない
「後悔先に立たず」とは、よく言ったものですね
 
こんな至らない娘ですが、大切に育ててくれて
「ありがとう」ラブラブ
 
 
そして、父にも「有難う」を伝えたい
 
何不自由なく、生活できたのは間違いなく父の勤勉のお陰
 
母の心をかき乱すやんちゃはあったかも知れないけれど
家庭はしっかり守ってくれた
 
行きたい私立の学校にも行かせてくれたし
衣食住も豊かに暮らさせてくれました
 
本当に「有難う」ラブラブ
 
介護も、させてくれたし、私も悔いはありません
ただ、もっと気楽にコミュニケーションできたら嬉しかった
 
親子なのに、寡黙な父は二人きりになっても心の内を見せなかった
 
でも、それが昔の父親と言うものなのでしょうかニコニコ
 
父は、戦争で母親を亡くしていて
 
やはり、父に似た頑固で寡黙な父親に育てられたらしい
だから、甘えている姿を見るとご機嫌ななめになていた
「きっと、羨ましいからあんな態度するのよ…」
生前、母が言っていました
 
母も、父の気持ちを知ってか
絶対に逆らう事はなかった
 
それでも、最後まで夫婦でいてくれて
私たち子供のために頑張って、戦後の激動の時代を
力強く生きてくれて、ありがとう💗