来月で。夫と別れて一年になる。
去年の10月は入院したけど、体力つけて家に帰ることしか考えてなかった。リバビリして、なんとか食べられるようになって。
病院の、スタッフはわかっていたんだろう。
そんなわたしを、いつも悲しい目でみていた。
わたしはそれに気が付かなかった。
もうもとには戻れないこと
目の前にあるのは死でしかないこと。
おかしいよね、このひとたち大丈夫かしら、っておもってるよね。
夫を失うのが怖かった。
歩けないのに歩くリハビリすごく大変なのに
あるこうとしてた。最後まで諦めなかった。
ほんとうに死の淵だったときも
リハビリの先生が来て
ろれつのまわらないこえで
きょうはやめとくー!って返事したね。
わたしも諦めなかったよ。
だから、何一つサヨナラの言葉はかけられなかった。
ありがとうなんて言えない。
終わりにしたくなった。
わたしはずっとずっと永遠であることを願ったから。
一年になるのに、悲しみは増すばかり。
わたし、どうやって生きていけばいいのか
ほんとうにわからない。