つい2日前のことです。
事後3年くらいは避けていた道を通りました。
その道沿いには娘の幼なじみの家があるからです。
昨年あたりから車で早朝や辺りが暗くなってから通るようになりました。
自分の感情が表に出なくなってきたからでしょうか。
でも、通ったあとに後悔することもあるのです。
早朝のお参り
2月に凍った路面を何日も歩いていたら股関節を痛めた
そんなことは構わない
歩き続けた結果
とうとう歩けなくなってしまった
こんなはずではなかったのに
ずっと
唯一自分に課してきたこと
たとえこの足が動かなくなっても
這ってでもいくつもりでいた
それなのに
痛みに耐えきれず休むなんて
結局
自分可愛さなんだろうな
情けない
整形外科にかかりながら
少しづつ歩けるようになってきた
最短コースでお参りに行くことにした
気持ちだけでも足早に
幼なじみの家の横を通り過ぎる
その時足を止めた
ジューンベリーの木
のびのびと伸ばした枝
その先に真っ白い花が可憐に咲いていた
枝が混み合わないように手は入れてあるものの
優に2メートル以上はある
おおらかに育てられた幼なじみが
目の前のジューンベリーと重なった
幼なじみは4月から大学四年生
実家から離れて一人暮らし
きっと学生生活を謳歌しているはず
すうっと胸の中に
暗闇が立ちこめる
うちの子だって
痛みを忘れて足早になる
わが家が見えてきた
庭には
娘のジューンベリー
私の背丈ほどしかない
元母が冬の間に勝手に剪定をしたのだ
怒りがふっと灯る
そして消える
今年は花の付きも少ない
傍に立って
しばらくの間ながめる
愛おしい
今年は少しお休みしたね
来年はもっと沢山の花を付けるからね

