旅行好きだった10代の頃
友だちとの国内旅行には
ガイドブックをもっていったけど
そこには綴られていない
旅先で出会う
景色や魅力的な人やモノたちに
心をうばわれて
本当のものは
記されていないのかな
なんて
がっかりしたり
とっておきを見つけては
秘密の宝物みたいで
ちょっぴりうれしくもなったな
その頃から
日常や非日常の風景を
綴り記すことへの関心が高まったのかもしれない
話すことが苦手で
大勢の前に立つ機会が
なぜかまわってくることも多かったけれど
そのたびにドキドキして
喉がきゅーってなってしまう
慣れるのかな
っておもっていたけれど
いまだにやっぱり慣れはしない
聴くことは大好き
聞くことはあまり興味がない
その方の背景や核にふれた
讃えあえたときに
魂が震える
そんな尊い出会いを繰り返しながら
ますます聴くことが面白くなってきた
書くことは
わたしのことを待っていてくれる
話すことの苦手なわたしにとっての相棒のようなもの
すぐに声にならなくても
感じている自分を感じなおしながら
ゆっくりと
ときには瞬間に言葉になっていくから
純度や温もりを
できるだけ
そのままにしておきたくて
付け加えるのではなく
削ぎ落としていきたい
今日の取材先で出会った風景に
言葉がみつからなかったのは
よそいきのものは必要のない
若女将と近所のおばちゃんとの日常
暮らしがそこにあって
どんなものよりも
これが全てだと
しばらく見とれてしまったほど
続いているものには
続いてしまうだけの
確かなものが実在する。
そんなことをふと感じた
今日の出会いでした。
2018年2月21日
取材先:浦野醤油醸造元(福岡県豊前市)
対話室youpi
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