夫がまたしても約束を破った。
わたしが夫に課している決めごとはそんなに難しいことなのだろうか。
わたしは、多分、アルコールにさほど弱くない体質だと思う。アルコールを摂取すると体温があがるし、ある程度の酒量を飲まないと酔った感じにはならない。が、アルコールで問題を起こす身内が複数いる環境で育ったため、自身がアルコールに飲まれないようアルコール習慣は取り入れないようにしている。肝臓のためにもよくないしね。
反対に夫は、アルコールを摂取すると体温が下がり、皮膚に赤みを帯びてくる。体調によってはコップ一杯で具合が悪くなることもあることから、アルコール耐性が高くない人だと思っている。会社員をやっていると、付き合いで飲み会に参加することがある。飲み会の帰り道で具合が悪くなったり(迎えに行ったこともある)、自宅トイレでずっと嘔吐していたり、翌日、吐き気と頭痛が治らなかったり(二日酔い)さまざまな害を及ぼしている。
本人曰く、「そんなに飲んでない」とのこと。酒量の聞き取りをしてみても確かにそんなに飲んではいない。(コップ4杯程度だったりする)でも、その量で失敗しているのが事実。酒量はそれ以下に調整するしかないと思う。
飲む量を調整できないなどというので、飲み会を禁止したこともある。(それでも行ってたけど)
ある事件がきっかけで、飲む量に対して制限をかけることにした。守れないなら、参加することを禁止するというもの。
夫の稼ぎで飲みに行ってなにが悪い、かわいそう、と言われそうだが、ここまでキツく言うようになったのはある事件がきっかけだ。
トイレから篭って出てこないのは当たり前になってしまっていた。転んで血を流して帰宅したこともあるし、スマホやメガネを壊したこともある…まぁなんやかんや、飲み会=飲み過ぎてやるかす、という実績を積みに積みまくっていた夫。飲み会に参加すると行っていた日のこと。
わたしは、子供たちを寝かしつけたまま一緒に寝てしまっていた。ふと夜中に目が覚めると、隣に夫は寝ていなかった。
時間は夜中の1時。
こんな遅くまで帰ってきてないなんてことある?と思いながら夫の姿を探しに行った。
家の電気はあちこち点いていている。
トイレのドアが半開きになっていて、中を覗くと夫が倒れていた。
慌てて声をかけると、夫はなぜ自分がトイレに倒れているのかすら覚えていなかった。
その時も。どのくらいの酒量だったのかを問うと、「4、5杯くらい」とのこと。このとき、酒量に関しては「2杯までにして」と、ずっと口うるさく言っていた。それをまたしても守らなかった。(2杯までなら二日酔いになることはあってもトイレで嘔吐することは多分ほぼない)
年々、酒に対する耐性が低くなっている気がしていると思う。理解していないのは本人だけ。
アルコールを飲むことを強要されているのか?
→NO
なぜ、酒量を守らないのか
→つい…(うっかり)
アルコールで問題を起こす身内でさまざまなトラブルに巻き込まれてきたわたしにとって、アルコールに飲まれる夫は、見ていて腹が立ってくる。
わたしは、お酒を飲むのが好きだが、吐いたり二日酔いになる程の量は飲まないようにしている。飲み会があっても、飲まない人がいればその人に合わせたりして調整している。ソフトドリンクだっていいと思っている派だ。
体調に支障がでるのが分かっているのに、なぜそんなに飲みたがるのか不思議で仕方がない。
飲み会があった夫は、翌朝、気持ち悪くて動けない、水や薬を持ってきて欲しい、とトイレから連絡してきた。
また、酒量を守らなかったのか。とドス黒い気持ちが湧く。
飲み会に出ることはコミュニケーションのひとつとして参加したい、というのは理解できる。それと、自分で処理できる以上の酒を飲むというのはまた別の話だ。
飲み会に行くな、とは言わない。
酒量を守れ、というのがそんなに難しいのだろうか。
夫は、「酒の強い人にはわからないだろうけど」などと悪態をついてくるが、それは生まれ持った体質なのだから自身の体質に合わせて自制するしかないことだ、とわたしは思う。
蕎麦アレルギーの人が蕎麦を避けるのと同じ。長男だって、ある果物でアレルギー反応が出るが、その日の体調と、量に気をつけて食べるようにしている。同じ量でも、体調によってはアレルギー反応が早くに出ることもあり、そういう日は大好きな果物でも残している。
自分の体調のことは自分で管理しなければ、自分のためにならない。
「そうやってあんまり酒を飲ませてもらえなくなったから、弱くなってる」と、言い訳がましく、夫は言った。
わたしは、妊娠してから、ほとんどアルコールを摂取していない。夫のように毎月定期的に飲み会があるわけでもない。夫のように級友と終電まで遊ぶこともない。せいぜい、数ヶ月に1度、自宅で缶チューハイを飲むことがあったりなかったりする程度だ。
酒を飲まないから弱くなった、というなら、わたしはとことん弱くなっていてもおかしくないはずだが、わたしのアルコール耐性が落ちているとは思わない。
加齢による体質の変化もあるのだろうと思う。
それに合わせて行動を変えなければ、いつか本当に取り返しのつかないことになる気がしてならない。
わたしが子供が寝た後でも飲みすぎないようにしているのは、子供が急に体調不良になった時に対処できなかったら困るから。
酔った夫の後始末をしていると、黒い気持ちが湧いてしまう。
いいなぁ、、自由で。
子育てって、本当に孤独だ。