こんばんは。
カウンセラーの紺道です
介護施設では入居者さまの安全を守る為、安全ベルト(拘束)があります。
安全ベルトとは車椅子やベッドから落ちないように専用のベルトで固定したもので身体的行動自由を奪うものでもあります。
それは認知症による徘徊から怪我・事故を防ぐ目的です。
その不自由さは、入居者さまにとって心のバランスを崩しかねません。
認知症のレベルによっても違いますが、
多くの方は
「人間扱いされていない」
「自分は悪いことをしたと思われているから自由を奪われている」
「こんなことされて悔しい」など様々です。
その思いはストレスとなり怒りっぽくなったりイライラしたりと感情へ影響を及ぼしています。
だからこそ、心のケアが重要であると感じるのです。
身体拘束は簡単に無くせるものではありません。
それは、病院の指示や家族、後見人に役所とまた施設の方針などあらゆる機関や人が関係しています。
そのような中でいかに、入居者さまの心に寄り添い声を聴くことが大切かを肌で感じています。
もちろん、身体拘束は無いにこしたことが無いというのが私の思いですが現状はそう簡単には変えられないのも事実です。
だけれど、その方の意識や思いを変化させる・緩和させることが可能なのが心理療法です。
話を聴くことによる感情の発散は一人では無いという意識を高めネガティブな感情をポジティブな思いへと変化することによる感情の緩和です。
感情の変化は個人差がありますが
例えば(不安・さびしい気持ち→不安やさびしさの減少→落ち着きと安心感を取り戻す)
中でもNLPのリフレーミングは思いのほかとても役立っています
認知症の方でも効果があると感じています。
NLPのリフレーミングに興味のある方は「NLPの教科書」という題名の本がお勧めです
そんなこんなで介護施設にも心のケアがもっともっと広がることを願います
介護施設でも余生を豊かに過ごしてほしいと心より願うばかりです
読んでくれてありがとう
今日も感謝
紺道ゆかり