おはようございます。
カウンセラーの紺道です
高齢者のお話相手について
施設で生活する中度・認知症のAさん
心的ストレスも大きい方でした。
8ヶ月間の間に1対1でのお話相手を計8回
当初、5分の会話中に同じ話を何度も繰り返して全く会話にならなかったAさん。
しかし、
8ヶ月後7回目のお話では50分も会話をすることが出来るようになりました
それとともにADL の向上も見れました。
また、
自分自身が認知症であることを理解できなかったAさんは
「周囲から頭がおかしい人扱いを受けている」と訴え、強いストレスを抱えていました
怒りの感情も強かったことから
来談者中心療法やNLPのリフレーミングを交えたカウンセリングを取り入れた結果
感情発散や緩和につながり、その後の回想法が更なる効果を出したと思います。
中度の認知症でも気持ちに共感し会話をすることで進行を緩やかにしたり、
予防にとても役立つと今回のケースで感じています。
傾聴をベースに回想法を意識した質問の投げかけでも認知症の抑制になりました。
回想法は思い出話や昔話を聴き、
懐かしい映像記憶を楽しく言葉にすることで大脳を活性化させるというもの。
個人差はありますが
過去の映像化されている記憶を呼び起こし引き出すことで効果を高め、
10歳~15歳の記憶を刺激することでADL機能が刺激されるので
ADLが維持されたり、回復されたりします。
何よりも大切なのは、認知症だから分らないと決め付けず
会話することが大事ですね
読んでくれてありがとう
今日も感謝
紺道ゆかり
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