施設には様々な病気(身体的・精神的)を持った方がいらっしゃいます。
精神面では認知症や統合失調症などを抱えた利用者の方も少なくありません。
認知症に関しては
全ての記憶を失っている訳では無く、断片的な記憶喪失や、
今起こった直前の記憶を失うなど個人差があります。
だからと言って何も分らないということはけしてありません。
また、認知症に伴い統合失調症をわずらっている方もいらっしゃいます。
対応にはとても注意が必要だと感じています。
その様に感じた出来事は
家に帰りたい思いから不安、寂しさ、孤独感を感じ
涙を流して徘徊するショートステイの入居者の方。
一人でいる事に絶えられず、
通りがかった私に「帰りたくて辛い。だけれど頑張るしかないと。」気持ちを訴えてきたのです。
その方の話を30分程聴いて落ち着いたと思い、その場を離れようとしたとき別人格が出てきたのです。
その方は「もう相手にしてもらえず、自分をバカにしている。」と怒り出しました。
泣いていたのがウソのように暴言を吐いたり、杖で殴ろうとしたり
その変貌は周りの入居者の方が動揺するほど怖い変化でした。
しかし、落ち着くと暴言を吐いたことや自分の行動を反省し謝ってくるのです。
本人自身が自分をコントロールすることが出来ない辛さを抱えていると会話の中から感じました。
対応は
時間をとり根気よく話を聴いてあげることが大切だと感じました。
その時間が取れないようであれば、見守ること。
また、介護士は時間的に余裕がないので
ケアマネに相談し(専門医など)対応してもらうなども重要ですね。
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