【昨日まで米市場と本日日本市場】
《昨日》
NYダウ39,331㌦(△162)△0.41%
NASDAQ18,028㌦(△149)△0.84％
WTI原油先物83.15㌦(△0.34)△0.41%
・ダウ工業株30種平均は続伸。ダウ平均の構成銘柄ではないが、四半期の販売台数を発表したテスラが大幅高となった。他のハイテク株にも買いが波及し、米株相場を押し上げた。米債券市場では長期金利が4.4%台前半に低下（前日終値は4.46%）した。前日までの金利高の流れが一服し、株式の相対的な割高感が薄れたのも主力株への買いを誘った。
ハイテク株比率が高いNASDAQ総合株価指数は続伸。連日で最高値を更新し、初めて1万8000台に乗せた。アドバンスト・マイクロ・デバイス（AMD）やアルファベットが上昇した。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は6月18日以来の最高値更新で、終値では初めて5500台に乗せた。
《本日》
日経平均¥40,580.-(△506)△1.26%
グロース市場指数¥842.-(△8.29)△0.99%
ドル/円 ¥161.86(△0.44)△0.27%
・日経平均株価は続伸。前日の米株高を受け、半導体関連などが上げた。海外投資家の買いが強まり、前引けにかけて日経平均は上げ幅を拡大した。一方、金融株や自動車株といった割安株の一角は利益確定売りに押された。
後場一段と強含み。米株式相場の上昇で運用リスクを取りやすくなった海外投資家による日本株への買いが活発になっている。半導体関連のほか、外資系証券による目標株価の引き上げが伝わった村田製など電子部品関連が上げ幅を広げている。
【本日の経済指標】
10:30 AUD(豪) 5月 小売売上高 [前月比] 前回0.1％ 予想0.2％ 結果0.6%
10:30 AUD(豪) 5月 住宅建設許可件数 [前月比] 前回-0.3％(訂正1.9％) 予想1.6％ 結果5.5%
10:45 CNY(中) 6月 Ｃａｉｘｉｎサービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ）前回54.0 予想53.4 結果51.2
16:00 TRY(トルコ) 6月 消費者物価指数（ＣＰＩ） [前月比] 3.37％ 2.20％
16:00 TRY(トルコ) 6月 消費者物価指数（ＣＰＩ） [前年同月比] 75.45％ 72.55％
16:50 FRF(仏) 6月 サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値）48.8 48.8
16:55 DEM(独) 6月 サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値）53.5 53.5
17:00 EUR(欧) 6月 サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値）52.6 52.6
17:30 GBP(英) 6月 サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値）51.2 51.2
18:00 EUR(欧) 5月 卸売物価指数（ＰＰＩ） [前月比] -1.0％ -0.1％
18:00 EUR(欧) 5月 卸売物価指数（ＰＰＩ） [前年同月比] -5.7％ -4.1％
20:00 USD(米) ＭＢＡ住宅ローン申請指数 [前週比] 0.8％ ―
20:30 USD(米) 6月 チャレンジャー人員削減数 [前年比] -20.3％ ―
21:15 ★USD(米) 6月 ＡＤＰ雇用統計 [前月比] 15.2万人 15.8万人
21:30 CAD(加) 5月 貿易収支 -10.5億カナダドル -12.7億カナダドル
21:30 USD(米) 5月 貿易収支 -746億ドル -760億ドル
21:30 USD(米) 前週分 新規失業保険申請件数 23.3万件 23.5万件
21:30 USD(米) 前週分 失業保険継続受給者数 183.9万人 ―
22:45 USD(米) 6月 サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値）55.1 52.3
22:45 USD(米) 6月 総合購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値）54.6 ―
23:00 USD(米) 5月 製造業新規受注 [前月比] 0.7％ 0.3％
23:00 ★USD(米) 6月 ＩＳＭ非製造業景況指数（総合）53.8 52.5
23:15 EUR(欧) ラガルド欧州中央銀行(ＥＣＢ)総裁、発言
27:00 ★USD(米) 米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）議事要旨
【本日の材料銘柄】
▽放電精密<6469.T>、２５年２月期第１四半期（２４年３－５月）の連結決算は損益が黒字に転換
▽アールプラン<2983.T>、２５年１月期第２四半期累計（２４年２－７月）と通期の連結業績予想を上方修正、年間配当予想を従来の１５円から３０円（前期実績１５円）に増額
▽アステリア<3853.T>、２５年３月期第１四半期（２４年４－６月）において有価証券評価損を計上
▽ナルミヤ<9275.T>、６月の月次売上高概況を発表。既存店売上高は前年同月比１５．２％増となった。前年同月より休日が多いカレンダー事情に加え、上旬より天候に恵まれ、夏物商品の販売が順調。特にコラボ商品や水着、浴衣、甚平などのオケージョン商品の売上が伸びた
▽Ｕアローズ<7606.T>、６月度月次売上概況を発表。小売＋ネット通販既存店は前年同月比１８．６％増となった。シャツ、カットソー、ブラウスなどの夏物軽衣料、ジャケット、パンツなどのビジネス衣料に加え、シューズ、バッグなどの服飾雑貨が好調に推移
▽ＡＢＣマート<2670.T>、６月度概況を発表。既存店売上高は前年同月比２０．８％増となった。前年同月に比べて土日が１日ずつ多い曜日並びであったことに加え、梅雨入りが遅く、比較的天候が安定していたことで都心部路面店や商業施設を中心に集客が多く好調。商品別では、トレンドのスポーツサンダルやＴシャツが好調
▽サンウェルズ<9229.T>、プライムへの上場市場変更を発表。上場日は１８～２４日のいずれか。プライム上場に伴い、最大４０２万５０００株の公募による自己株処分、売り出しを行う
▽霞ヶ関キャピ<3498.T>、２４年８月期第３四半期累計（２３年９月～２４年５月）決算を発表。連結営業利益は前年同期比３．５倍の３６億４３００万円となった
▽主な月次発表＝サックスバー<9990.T>、トップカルチ<7640.T>、Ｇダイニング<7625.T>、ライトオン<7445.T>、ＱＢネットＨ<6571.T>、アダストリア<2685.T>
【今日のNEWS】
・0:00 20年ぶりとなる新しい紙幣が3日発行されます。新紙幣は3日の朝以降、日銀から各金融機関に引き渡され、午前中に手にすることができる金融機関もある見込みです。
新たな紙幣は一万円札が「近代日本経済の父」と呼ばれる渋沢栄一、五千円札は日本で最初の女子留学生としてアメリカで学んだ津田梅子、千円札は破傷風の治療法を開発した細菌学者の北里柴三郎の肖像がデザインされます。
・7:15 ７月４日の英総選挙で１４年ぶりに政権を奪還することが確実な野党労働党のスターマー党首は、すぐに英国の欧州連合（ＥＵ）離脱で残された課題に向き合わなければならない。
スターマー氏に求められているのは英国の経済成長を上向かせる仕事だが、その実現にはブレグジット（英のＥＵ離脱）に伴って設けられた幾つかの障壁を取り除く必要がある、というのがビジネス界の見解。つまり英政府として、ＥＵとの持続的な協議再開につながる公算が大きい。
・9:05 英国で４日に投票が行われる総選挙では、野党労働党が記録的な議席数を獲得して政権を握る見込みであることが、調査会社サーベーションが２日公表した世論調査で示された。
サーベーションの中心シナリオでは、スターマー党首率いる労働党が議会６５０議席中４８４議席を獲得するとみられる。実現すればブレア元首相が１９９７年に圧勝した際の４１８議席を大きく上回り、同党史上最多となる。
これまで１４年間政権にあった保守党の獲得議席数はわずか６４議席にとどまる予想で、そうなれば１８３４年の党結成以来最少となる。
・9:40 フィリピンと中国は２日、南シナ海に関する二国間協議メカニズムの第９回会合（外務省高官級）をマニラで行い、紛争をより適切に管理するため「信頼の回復と再構築」が必要との見解で一致した。
ただフィリピンは、南シナ海における自国の権益保持のためには「容赦なく」行動すると言明した。
フィリピン外務省は、会合は南シナ海を巡る「率直かつ建設的な」話し合いになったと報告。一方、声明で「海上での事態を管理する措置策定では大幅な進展があったが、なお重大な見解の相違がある」と説明した。
・14:20 米アルファベット（GOOGL）傘下のグーグルは７月２日に年次環境報告書を発表し、気候変動につながる温暖化ガスの排出量が４年間で約５割増えたことを明らかにした。生成ＡＩ（人工知能）を動かすのに使うデータセンターで電力消費が増えている。2030年まで温暖化ガス排出実質ゼロ（ネットゼロ）を目指しているが、達成は難しいとの見通しを示した。 23年の二酸化炭素換算の排出量は22年比13％増の1430万トンとなり、基準となる19年比では48％増加した。