【昨日まで米市場と本日日本市場】
《昨日》
NYダウ38.150㌦(▼317)▼0.82%
NASDAQ15,164㌦(▼345)▼2.23％
WTI原油先物75.88㌦(△0.03)△0.04%
・米国株式市場は下落して取引を終えた。米連邦準備理事会（ＦＲＢ）は３０─３１日に開いた米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）で政策金利を据え置いたが、インフレに関して進展したもののリスクは残っていると指摘。早ければ３月にも利下げが実施されるという見方が後退した。
《本日》
日経平均¥36.011.-(▼275)▼0.76%
グロース市場指数¥888.-(▼12)▼1.34%
ドル/円 ¥146.85(▼0.10)▼0.06%
・為替が1ドル146円台半ばと前日大引け時点よりも1円ほど円高に振れるなど外部環境の悪化を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。寄り付き後の日経平均は36000円を割り込む場面も見られたが、アジア株式市場で香港ハンセン指数、上海総合指数が上昇していることから下値模索は回避された。売り一巡後は36000円を挟んだもみ合いとなり、市場の関心は決算銘柄に集中。
【本日の経済指標】
08:50 JPY(日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況（対内株式）前回-480億円(訂正-435億円) 予想― 結果3829億円
08:50 JPY(日) 前週分 対外対内証券売買契約等の状況（対外中長期債）前回2867億円(訂正2870億円) 予想― 結果7203億円
09:30 AUD(豪) 10-12月期 四半期輸入物価指数 [前期比] 前回0.8％ 予想0.6％ 結果1.1%
09:30 AUD(豪) 12月 住宅建設許可件数 [前月比] 前回1.6％ 予想1.1％ 結果-9.5％
10:45 CNY(中) 1月 Ｃａｉｘｉｎ製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）前回50.8 予想50.6 結果50.8
16:00 TRY(トルコ) 1月 製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）47.4 ―
17:30 CHF(スイス) 1月 製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）43.0 44.8
17:50 FRF(仏) 1月 製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値）43.2 43.2
17:55 DEM(独) 1月 製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値）45.4 45.4
18:00 EUR(欧) 1月 製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値）46.6 46.6
18:30 GBP(英) 1月 製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値）47.3 47.3
19:00 ★EUR(欧) 1月 消費者物価指数（ＨＩＣＰ、速報値） [前年同月比] 2.9％ 2.7％
19:00 ★EUR(欧) 1月 消費者物価指数（ＨＩＣＰコア指数、速報値） [前年同月比] 3.4％ 3.2％
19:00 EUR(欧) 12月 失業率 6.4％ 6.4％
21:00 ★★GBP(英) イングランド銀行（ＢＯＥ、英中央銀行）金利発表 5.25％ 5.25％
21:00 ★GBP(英) 英中銀金融政策委員会（ＭＰＣ）議事要旨
21:30 USD(米) 1月 チャレンジャー人員削減数 [前年同月比] -20.2％ ―
22:30 USD(米) 10-12月期 四半期非農業部門労働生産性・速報値 5.2％ 2.1％
22:30 USD(米) 10-12月期 四半期単位労働コスト・速報値 -1.2％ 1.8％
22:30 USD(米) 前週分 新規失業保険申請件数 21.4万件 21.0万件
22:30 USD(米) 前週分 失業保険継続受給者数 183.3万人 ―
23:45 USD(米) 1月 製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値）50.3 ―
24:00 MXN(メキシコ) 1月 製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）52.0 ―
24:00 ★USD(米) 1月 ＩＳＭ製造業景況指数 47.4 47.3
24:00 USD(米) 12月 建設支出 [前月比] 0.4％ 0.5％
【本日の材料銘柄】
▽ＡＮＡ<9202.T>、２４年３月期の連結業績予想上方修正
▽芝浦機械<6104.T>、ポッカマシン（愛知県岩倉市）の全株式を取得し子会社化
▽Ｗｅｌｂｙ<4438.T>、２３年１２月期連結予想で営業赤字が拡大
▽大同工<6373.T>、２４年３月期第３四半期累計（２３年４－１２月）の連結決算は大幅な減益
▽高橋ウォール<1994.T>、取得上限３０万株（自己株を除く発行済み株式数の３．６３％）・２億円の自己株取得枠を設定
▽リケンテクノ<4220.T>、２４年３月期の連結利益予想および配当予想を上方修正、自社株消却も発表
▽ＪＲ東日本<9020.T>、２４年３月期の連結業績予想および配当予想を上方修正、株式分割も発表
▽ＪＲ西日本<9021.T>、２４年３月期の連結業績予想および配当予想を上方修正
▽ＮＲＩ<4307.T>、２４年３月期の連結純利益予想および配当予想を上方修正
▽守谷商会<1798.T>、２４年３月期第３四半期の連結決算は増収増益、自社株買いも発表
▽ワコム<6727.T>、２４年３月期第３四半期の連結決算は増収増益、自社株消却も発表
▽トーエネク<1946.T>、２４年３月期の連結業績予想を修正、同時に配当方針の変更と配当予想の上方修正も発表
▽エフピコ<7947.T>、２４年３月期の配当予想の上方修正と自社株買いを発表
▽ＳＭＳ<2175.T>、２４年３月期の配当予想を開示、増配の方針
▽ハイマックス<4299.T>、２４年３月期の配当予想を上方修正
▽ＫＳＫ<9687.T>、２４年３月期の配当予想を上方修正
▽オエノンＨＤ<2533.T>、２３年１２月期の連結利益予想を上方修正
▽富士通<6702.T>、株式分割を発表
▽インタートレード<3747.T>、デジタル資産の取引や清算処理システムに関する特許を取得
▽ＤＷＴＩ<4576.T>、メドレックス<4586.T>、共同開発している帯状疱疹（ほうしん）後の神経疼痛治療薬の承認申請をＦＤＡ（米食品医薬品局）が受理
【今日のNEWS】
・5:30 ロイター／イプソスが３１日に発表した世論調査によると、１月のバイデン大統領の支持率が３８％と、前月の４０％から低下した。経済問題に加え、移民問題を巡る懸念が強まっていることが背景とみられる。２５日に公表された別の調査では、共和党の最有力候補と目されるトランプ前大統領の支持率が４０％、バイデン大統領が３４％だった。
・6:30 米連邦準備理事会（ＦＲＢ）は３０─３１日に開いた連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）で、フェデラルファンド（ＦＦ）金利の誘導目標を５．２５─５．５０％で据え置いた。据え置きは４会合連続。
パウエルＦＲＢ議長がＦＯＭＣ後に行った会見の内容は以下の通り。
＊経済は良好に進展
＊インフレは緩和した
＊今後の道筋は不透明
＊インフレの２％回帰に完全にコミット
＊金融政策は過去２年間で大幅に引き締められた
＊政策金利は十分に制約的な領域に到達
＊目標達成へのリスクはより均衡
＊住宅市場の活動は抑制されている
＊労働市場の状況は依然タイト
＊雇用の伸びは引き続き力強い
＊労働需要は依然として供給を上回る
＊インフレは大幅に緩和したが、目標を上回っている
＊（昨年）下期のインフレ鈍化を歓迎
＊目標回帰を確信するには持続的な確証を得る必要
＊高インフレが二大責務双方にもたらすリスクを注視
＊制約的なスタンス、経済活動とインフレ双方に下押し圧力
・7:25 米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が３１日まで開催した米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）後のパウエル議長会見を受け、市場ではＦＲＢが早ければ３月にも利下げを開始するとの見方が後退し、５月開始が織り込まれている。先物市場が織り込む３月の利下げ確率は約３５％に低下。ＦＯＭＣの決定前は６０％を超えていた。
・12:20 サウジアラビアによる石油生産能力の拡張停止は少なくとも半年前から検討されていたと業界関係者が明らかにした。政府は現在の余剰生産能力が危機時の供給に十分で、新規油田への投資は経済的に意味がないと結論付けたという。
・1430 中国の習近平国家主席は３１日、「新たな質の生産力」の発展を加速させ、質の高い発展を着実に推進するよう求めた。新華社が１日、報じた。共産党中央政治局集団学習会で議長を務めた際の発言。
「新たな質の生産力」は習氏が昨年９月に中国北東部を視察した際に初めて提唱したもので、継続的な科学技術の進歩とイノベーションから派生する新しい生産力を意味する。