対面での女流棋士との指導対局に行ってきました。
自分はもちろん四枚落ちでの挑戦です。
磯谷祐維女流初段が持っているのは私が購入したものです。
扇子を手に持っているので、著者である彼女に持っててもらいました。
三間飛車(特に早石田)に弱く、対抗策を模索しているときにこの本が発売。
『実戦で学ぶ対振り右玉の勝ち方』 磯谷祐維・著 マイナビ出版
15時から、磯谷祐維女流初段と指導対局。
彼女との対局(ネットでの指導対局)ですが、勝ったことがありません。
さて、指導対局の方。
△5二玉型からの△6三玉型😰。
△3二玉型だと予想していたんですが、見事に外されました。
でもこちらは下手の定跡どおり、端攻め+棒銀で。
ただ、ここで迷っています。
▲1一歩成 or ▲2三銀成 or ▲1三銀成か?
一番無難な▲2三銀成を選びました。
次に考えたのは、飛車成。と金を捨てて龍を作る。
角交換四間飛車の逆棒銀で出てくる手筋ですね。
でも、この場合、もっといい方法があったみたいです。
感想戦で、磯谷祐維女流初段に指摘されました。
こちらの方が良いですね。と金は生きているし、この桂打ちは厳しい。
それでもなんとか龍と成香を使い、相手玉にプレッシャーをかけていってます。
相手も反撃を見せてきましたが、ここは無視ですね。
それよりも、攻めを重視!
この▲5三銀は、いい手だと褒められました。
この手がくることは全く予想していなかったとのこと。
ただ、この後の対応にダメ出しを食らっています。
龍で銀を取るんじゃなく、銀で相手の金を取った方がいいと言われました。
その手順がこちら。
相手の守りの金を剥がせたうえに、龍も安全地帯におり、持ち駒も増えている。
しかも相手玉の逃げ道が限定されている。
(また、玉の下の金を取るのも有効だと)
ただ、この▲5三銀打ちまでは上手は苦しかったと言ってくれました。
(裏を返せば、この後は苦しくなかったということ?)
対応を誤ってしまったために、
これで、自分の攻撃の手は、(続か)なくなってしまいました。
角を活かそうとしたんですが、自陣に隙を作ってしまっていますね。
なんとかなるかなと思って角を突っ込んだんですが、
何も見えてないときのブッチは最悪ですね。
しかも角を取られたうえに、「ふんどしの桂」までかけられて。しかも、王手!
なんとか頑張ってはいたんですが・・・ 駒が足りませんね。
やはり、駒が足りません。
相手は角と桂馬の使い方がうまいですね。こちらは角・桂を有効活用できなかった。
なので、こちらは「玉の早逃げ」を目論んだのですが、時すでに遅しでした。
龍と角の交換となったのですが、ダメージは最小限だろうと思い込んでいました。
でも考えが甘かったですね。
自玉を引っ張り出され、THE END!
この上手の桂打ちで全て終わりました。
どこに逃げても詰まされる未来しか見えなかったです。
(誰がやっても下手の玉を詰ます事が出来ます。詰め将棋ではないので駒余りOK)
勝てないですね。
磯谷祐維女流初段、普段の喋り口調からは想像できないほど負けず嫌いみたいです。
対局勝利後の笑顔は20代の女性らしさが出ています。
駒落ちでも、平手でも、たぶん彼女は本気で勝ちにきます。
手加減なしの女流棋士と戦いたい方は、是非彼女と――――。
磯谷祐維女流初段、
対局ありがとうございました。