対面での女流棋士との指導対局に行ってきました。

自分はもちろん四枚落ちでの挑戦です。

自分の持っている扇子は、対局前に揮毫してもらったものです。

 

14時から、中倉宏美女流二段と指導対局

LPSA(日本女子プロ将棋協会)の代表理事だけあって、人との接し方が優しいです。

さすがLPSAと日本将棋連盟との関係を改善された方ですね。(詳しくは知らない)

 

さて、指導対局の方。

 

△5二玉型できました。予想は△4二玉型だったんですが・・・。

なので、定跡どおり端攻め+棒銀で攻めていきました。すると・・・

 

△6三玉型ですか😰 

普通の駒落ちの定跡書には載ってないんだよな。

 

でも、せっかくと金を作れてるし、成香を作ってコンビで攻めていこうとしたら・・・

 

 

何やってんだろうね。

銀で成香が取られることを全く見落としていました。(叫び声をあげました)

 

 

と金を利用してなんとか飛車成りを狙ったのですが、防がれてますね。

ただ香が持ち駒になったので、別の筋に狙いをつけました。

 

 

狙っていた香打ちですが――――

銀を取れたうえに相手玉のまわりが薄くなったかわりに、桂・香を渡しているので、

両取りの筋を警戒。飛車をまわって、防いでいます。

ただ『玉飛接近すべからず』将棋の格言にありますよね。

 

で、やはり取った香を逆用してきましたね。

 

 

 

この香は危険だと感じたので、駒損ですが銀香交換です。

ただこちらも、相手の桂の頭に香を打つチャンスを窺ってはいたのですが・・・。

飛車を追い回され、二度目の玉飛接近に!

当然、”玉飛”に狙いをつけてきますよね。

 

 

でも、すぐには攻めて来ず、2筋に当たりをつけてきました。

と金を作られたくなかったので歩で受けましたが、見てください。

玉の逃げ道が極端に狭くなりました!

 

なので、こちらも銀を詰ませつつ、飛車の活用を図り、玉の逃げ道を広くする手を!

 

 

 

当然向こうも攻めてきますよね。このと金、銀で取るか金で取るか迷いました。

銀で取ると、銀の頭に歩を打たれ、こちらの銀が詰んでしまうし、なおかつ、

5七の地点の利きが減ってしまい、取られた銀を逆用されかねない。

金で、取りました。

 

 

最初、△同桂と金を取られた後、▲同桂とするつもりだったんですが、

相手の持ち駒が金だけだったので、歩の後ろから香を打ってみました。(香の手筋)

王手なので、相手は無視できないので。

 

ここですぐに角成にも出来たのですが、成桂が気持ち悪く、安全策

当然、”玉飛”に狙いを定めてきますよね。

ただ相手に持ち駒があるわけでもないし、ここは無視。角成を優先しました。

 

 

上手は、取った飛車で王手をかけてきました。

受けに金・銀を使いたくなかったので、玉を逃げることも考えましたが、

なんか当たりが強くなりそうな気がしたので、(ひょっとしたら詰んでいた?)

普通、受けには向かない桂馬で受けました。

 

ここで手番がまわってきたので、やってみたかった銀打ち!

これで挟撃の形になりました。(上手の端には香がないですからね)

 

 

 

上手は香筋を止めるための香打ち。

▲7一金は最初に考えたのですが、どこかに抜けがあるんじゃないかと疑い

▲6二金、▲8二金も考えたため、1分半ほど時間を使っています。

 

で、最終的に▲7一金。相手玉の詰みですね。

 

 

 

中倉宏美女流二段

対局ありがとうございました