今回は日和(ひよ)るとどうなるか、が、わかります。
上手が△5二玉型で来たので、これはイケると思ったのですが・・・。
早い段階で玉を動かされ、2筋を強化されてしまいました。
でも、そのまま端攻めに行って良かったんですね。
ここで日和って、端攻めには行かず、自玉を安全にしようとの考えが――――
ここは、角の利きが相手玉を睨んでいたので、思いっきり攻撃しています。
そうと見せかけて、実は飛車を活用することをもうここで考えていました。
飛車の捌き方については、一応褒められてはいます。ただ、注意点も添えられて。
せっかく一間龍を作ったのに・・・。
誰が考えても、▲5二銀ですよね。考えてはいたんですが、と金が気になりすぎて・・・
またしても、日和りました。その結果――――
△5七歩成とされたとき、少し時間を使って局面を読んだつもりだったのですが・・・。
詰みはなく、逃げ切れると思い込んでしまいました。
△6九金を完全に見落としていました。
玉の逃げ道も作らず、受けもせず、攻撃に入ってしまっています。
ここは日和らなければいけない場面でした。
日和っていけない部分、日和らなければならなかった部分を間違えてしまいました。
井道千尋女流二段
対局ありがとうございました。