※この記事は2020.5.18に作成したものです。


足の状態変化に合わせた

インソールを簡単に作りたい



足はたくさんの骨と関節で構成されています。

私は足を一塊に考えるのではなく

「動くもの」として捉えています。


ところで、

扁平足という言葉を耳にしたことはありますか?

扁平足とは、

いわゆる「土踏まず」が落ちている状態のこと。


このような扁平足は「回内足」であることが多いと言われています。


「回内足」とは、

かかとが内側に倒れている状態のことを言います。

(踵が外側に倒れている状態を「回外足」と言います。)


このような場合に、

土踏まずが低下しているからといってアーチパッドを挿入してしまうとバランスの取り方が大きく変わってしまいます。


回内足(回外足)だからダメというのではなく、

回内(回外)の

どちらかに「動きづらい足」「どちらかの傾向がある足」

と捉えることが大事だと思っています。




インソールや徒手療法で変化を出す



介入直後は良くなったけど次の日には元に戻っている…

なんてことを経験します。

徒手療法により、足部を変化させたとしても足元の環境が崩れていたら、効果は半減してしまうと私は考えています。


その変化した足に対応するインソールを作成し、

足部の改善に伴い、パッドなどの調整を徐々に減らしていく…


そして、

最終的にはパッドを取り除ける足部に変化させる

ことを目指しています!




短時間で製作可能なインソール



私の臨床は、大体が40分です。

残念ながら、インソールだけに時間をかけるわけにはいきません。

そのため、できるだけ簡易な評価を行い、短い臨床時間で簡単に作れることを心がけています。


早い段階でインソールを作ってしまえば、その靴を履いて歩くだけで、リハビリの時間以外での運動に間接的にアプローチすることができます。




最後に



この考えは、私が師匠と勝手に仰ぐ先生から教えて頂いた考えです!


そこへ徐々に自分の色を混ぜて形にしていきます。



どうしたらもっと簡単に、

より効果のあるインソールを作れるか?



うまくいかないことが多いですが、

結果を出せるようにまだまだ考えぬきます!