人間の記憶力というのはあまり万能ではない、というか、

一度や二度だとなかなか定着しない、というのは確かだと思います。

ロジックがあるものであればある程度覚えやすいのはありますが、

単純なボキャビルなども無味乾燥なアルファベットの並び、と考えてしまうと

なかなか覚えられないので、

たとえば似た意味の言葉、対義語、似たスペルの単語、

似た意味合いで品詞違い、どこかで出会ったシチュエーションとの紐付け、

などの組み合わせで記憶を強化していくのが良いと思っています。

(自分はできる限り疑問に思ったら即調べたり、様々な形でインプットを試みるようにしています)

 

なんというか、

不思議と、奇跡というか、偶然みたいな出来事って起きるものなんですよね。

2月のある休日、

俄に、コロナ禍以前にちょこちょこ食べに行っていたお店のラーメンを食べたくなり、

夜の開店時間ちょうどを狙い、お店に向かいました。

その途中で、たまたま、あるきっかけがあって、

 

「ニコラシカ(※カクテル)のレシピってどんなだったっけ?」

 

と思ったのですが、歩いていたので、お店に着いて、注文を済ませ、

席についてからスマホでググると以下の図が出てきました。(URL参照)

 

ニコラシカのレシピ

 

 

使われているのは、

COGNAC

LEMON

GROUND COFFEE

CASTER SUGAR

 

です。

あれ?コーヒーって使ってたかな?

と思いながら、

意味は想像つくけど、

GROUND と CASTERを調べてみよう、と英辞郎で調べると、

 

Ground coffee

ひいたコーヒー豆 ←想像通り(笑) ちなみにgroundはgrindの過去形・過去分詞形

 

Caster sugar

(British)上白糖=superfine sugar

 

とのこと。砂糖はちょっと予想と違いました。グラニュー糖だったよな、と思ったのですが

上白糖でした。

ちなみにグラニュー糖で調べてみると、granulated sugar、soft sugarと言うらしいです。

granuateは他動詞で粒状にする、の意味。

確かにグラニュー糖の特徴といえば粒ですもんね。

なお、更に調べたところ、私の記憶も間違いではなくニコラシカにはグラニュー糖を使う

ケースもあるようです。

 

脱線しました。

 

そんなわけで、

ground、とcaster、ついでにgranulated sugar、へぇ〜と思っていたら、

ラーメンが運ばれてきました。

いただこう、と思ってふと目の前のコショウに目をやると、

 

 

Ground black pepperって書いてあります(笑)

(カタカナはなぜかブラックペッパーグラウンド、となっていました)

 

数分前に調べたground…

まさかこんなに早く再び出会うとは。

こういうのって、なんでしょうね、幸先が良い、というのともちょっと違いますが

セレンディピティの一種というか。

なんか、こう、記憶が定着するように、見えない力で導かれている感じがします。

 

こういう、何かを調べて、割とすぐその”調べたもの”に出会うケースって

少なくなく、まあ、せっかく再び出会っても、その後しばらく使わなければ忘れてしまうことも

あるのですが、あ、さっきのあれ!とか、昨日のあれ!とか、この間覚えたあれ!に

何気なく歩いている中で出会えたりするとなんだかハッピーになるものです。

 

ラーメン(?)は相変わらず美味しくいただきました。

 

 

池袋のお店です。池袋駅からはちょっと歩きますが。

とても居心地の良いお店でラーメンも美味しいので、興味がある方はぜひ。

 

麺屋 Hulu-lu