ある程度の語彙力になってきて、

高難度のボキャビルをしていると、

「この単語使いどころがなさそうだ」とか、

「日本語でも(アラフォーまで約40年生きてきて)こういう表現したことないな」とか、

単語としては覚えるけれども、使う予定のない単語、馴染みのない単語というのには

結構出会います。

 

高難度のボキャビル=定義が厳密だったり狭かったり、

とりあえず初級〜中級に比べて使えるシチュエーションが限られている単語が多い、

と私は理解しています。

 

しかし、散々TOEICや英検の勉強で目にしている単語でも、なぜかスピーキングでは咄嗟に出てこない

ことが多いもので、修行がまだまだ足りないなと痛感する日々です。

一方、変な単語は意外と口からするっと出てきたり。不思議です。

 

本日は会社の英会話レッスン(現在はオンライン)だったのですが、

講師と私、1対1なので前半はいつも雑談をしています。

今日も暑いけど、今日はまだマシな方、

エアコンで体調がおかしくなったので今日はエアコンを止めて窓を開けている、等と

話していたら、

昨日窓開けてたら虫が入ってきて…と講師が話しはじめました。

ちなみに講師は日本語も普通に使いこなせますが(ペンタリンガル!)、

レッスンではまず日本語を使ってくれない上、リアルなスピードで英語を喋るので、

聞き取れなかったり、内容を理解できない部分が結構あります。

 

そんな中で、マシンガンのような英語を聞いていたら、

講師が、手元の紙を丸めて入ってきた虫を退治した、とか言いはじめたので、

おや?ちょっと待って、そんな激しい動作で退治しないといけない虫って、

ハエとか蚊とかただの虫の話じゃなくてひょっとして黒いアイツの話?

と思った瞬間に、

 

「Is it a roach?」

 

と無意識に口をついて出て、

うおおおお、人生で初めてroachって単語使ったわ。。。と思いました。。。←単語帳以外で見たこともなかった

(しかも、正解でした。(笑))

 

日常的に使いそうな単語でもいざという時になかなか出てこなかったりするのに、

時々なぜこの単語がスッと出てくる?

っていう単語が出てきたりするのでびっくりです。

 

ちなみに講師は、roachではなく、cockroachと言っていました。

roach/cockroachをご存知ない方はくれぐれも画像検索しない&google翻訳

で調べないことをおすすめします。

(google翻訳で、綴り確認の意味で検索してみたら画像が出てきて息が止まるかと

思いました。)

 

DMM英会話レッスンでも、

今まで使ったことないじゃん!っていう単語ほど、なぜかするっと出てきて、

その割に肝心の汎用的でよく使うような単語や表現が咄嗟に出てこなかったり

もどかしい思いをしょっちゅうしています。

まだまだ、会話と語彙力を結びつける回路が弱い、ということなのでしょうか。


英会話レッスンを受けていると、単語としては正しいけど、

あんまり使わないかな?とか、

この表現とこの表現はすごく似てるけどネイティブはどう使い分けているの?とか

生の英語の感覚というのを学べるのが、非常に勉強になります。

 

この間、「標識が目立つ」というような表現をするときに、

目立つ=conspicuousという単語を使ったのですが、

んー、あんまりこのシチュエーションでは使わないかなと言われました。

 

さて、どうでも良い情報ですが、

例のroach、私が生まれ育った北海道には生息していないので、

30数年出会ったことがなく、2〜3年のつもりで出てきた東京でも、

お目にかかることなく北海道に戻るつもりでいたのですが、

3年前、ついに出会ってしまいました。自宅で。

自炊をガッツリしていた時期で、うっかり当日朝に生ゴミを出せなくて…

という状況を作ってしまったことがあり、

ある夜、遭遇しました。

割と、冷静でした。

ふと頭上を見上げたら、キッチンの扉の棚にいて、

あ、なんか大きいのがいる、と思って視線を外してから、

ちょっと待てよ、これってもしかして例のあれ…?と考えて、

再び視線を戻して、2本のニョキッとしたのを見て、

ああああやっぱりかーーーー!と思った次には、

どうする?とりあえず叫ぶ?いやいやいや、始末しなければ、と超高速で考え、

しかし、武器になりそうなゴキジェットなども部屋にはないので、

震えながら新聞を丸めて、一発で仕留めたのですが、

もう、トラウマになりました。。。

その後、おそらくその個体が呼んだと思われるものが3日後くらいに

出て(これは想定内)、

それを仕留めて以来はゴミ管理を徹底しているので幸いお目にかかっていませんが

本当に暑いこの時期は憂鬱になります。

 

そんなわけで、

roach/cockroachをご存知ない方にも、

おそらくそれが何であるかはこの記事で想像がついたことと思いますが、

まあ、普段はまず使わない単語であることには間違いない気がします。