中学校の時点で英語につまずき、
高校も普通科ではない科に進学したのでグラマーの授業が選択式で、
進学校ほど網羅性の高い授業を受けず、高校を卒業。
のち、予備校に行った1年の間には仮定法も大学受験の範囲として学んでいたと思うのですが
全く記憶にありません。
そんなわけで、TOEICを受験するために文法の勉強をはじめて、
仮定法ってなんだよ、Ifがあれば仮定?(※違います)と思ったりしていたのですが、
今では、「仮定法?割と好きかな?」(仮定法を好きって何だ、っていう話ですが)
という状態にまでなってきたので、ここで、TOEICで問われる仮定法の論点について
少しまとめておきます。
仮定法(Subjunctive Mood)
⇒基本的に、(まだ)現実に起きていないことについて述べる。
まだ現実に起きていないこと、とは以下の分類に分けられます。
・hypothetical(仮定・仮想)
・not yet(未実現・非実現)
・imagine(想像)
・hope(願望)
・demand(要求)
・expect(期待)
これらをざっと眺めて、
TOEIC対策をされている方の中には、
あれ?と思った方もいらっしゃると思います。
仮定法現在で、「要求や提案、願望、命令などを表す動詞や形容詞」が主節に来た場合、
that節の中の動詞は必ず原形(能動態なら、V(原形)、受動態であればbe(be動詞の原形)+Vp.p.)になる
というルールには、Part.5対策の問題集での解説や文法本で必ず出会っているはずです。
(私のおすすめTEX加藤先生の1000本ノックにも複数回、記載があります)
※以下黄色マーカー部分はTOEIC向けには絶対に押さえておくべき単語です。
ちなみにTEX加藤先生の1000本ノック内では、要求や提案を表す動詞としては、
request, ask, demand, insist, reccomend, suggestが重要だと書かれています。(⇒P.187,191,205)
形容詞imperativeはnecessaryやessentialと比べると地味ですが、
ちゃんと金フレや金セン(※金のセンテンス)にも載っていますし、
死ぬほど問題集解いているとめちゃくちゃ登場するので、押さえておくと◎です。
①押さえておくべき動詞と形容詞
「命令」グループの動詞 ⇒「命令」する内容は当然未実現
order, command, decree, dictate, direct
「要求」グループの動詞 ⇒「要求」する内容は当然未実現
ask, request, require, demand
「提案・助言」グループの動詞 ⇒「提案・助言」する内容は当然未実現
suggest, propose, move, recommend, urge, advise
「願望」グループの動詞 ⇒「願望」なので未実現
hope, beg, desire, petition
「決定」グループの動詞 ⇒ちょっと説明しにくいので良い例がないか探します
decide, determine, resolve, intend
「その他」グループの動詞
insist, agree, arrange, vote
「重要」グループの形容詞
important, vital, crucial, critical
「必要」グループの形容詞
necessary, essential, imperative
「願望」グループの形容詞
advisable, desirable, anxious, eager
「その他」グループの形容詞
urgent, determined, sufficient, careful
②Ifの省略と倒置
・条件節のIfは結構な確率で省略される。
この場合、条件節のSとVに倒置が起き、V+Sの語順になる。
③Shouldを用いて、万一の可能性(高くないが、ゼロではない)に言及する場合
・Shouldは文頭に来る場合がある(例文を追って追加します)
④had better (〜したほうがよい)
・〜したほうがよい、と現在のことを言っているのになんでhad!?と思いますが、
これも仮定法の一つです。
リスニングでもよく出てきますが、アメリカ英語では、「本来なら〜するはずなのに
していない」というイライラ感を与える強めの表現だそうです。
また、例文と他の項目について、書き足します。
参考文献: