Macを買い替えてから、貯蓄計画・資産運用(複利)のファイルを見直すとともに、

在宅勤務のうちにできること(というよりは片付けやすいこと)を少しずつ片付けています。

 

・ねんきんネットを使えるようにした

・ゆうちょダイレクトのPW再発行(ロックをかけたまま放置していたので)

・確定拠出年金(401k)の評価額の確認

 

など。

それも、たまたま先週の英会話レッスンで、海外の年金や税金の話が話題にのぼり、

久しぶりに、「pension plan」とか「annuity」という言葉にふれ、

あ、そういえば色々やらないとなぁ、と思ったことがきっかけです。

pension plan、annuityはTOEICでも押さえておいたほうが良い単語ですね。

あとはwelfare。welfare annuityという複合名詞もあります。

 

ねんきん定期便が来るときに、ちゃんとねんきんネットにログインできるよう、

アクセスキーが記載されているのですが、

「記録は漏れてないからいつでもいいや」と思っており、

今に至るまで完全に放置していました。

ねんきんネットは個人的に期待値がとても低かったのですが、

意外と便利で、もしまだお使いでない方がいらっしゃったら、利用されてみることを

おすすめします。

 

ねんきんネットは年1回はがきで届きますが、

これをタイムリーにオンラインで見られることと、

ビジュアルでこれまでの加入実績を確認できるので、

仮に漏れなどがあった場合に気づきやすいこと、

あと、何より、年金受給額のシミュレーションが、そこそこの精度でできます。

 

ページはこんな感じ。

 

繰り上げ、繰り下げをしたらどうなるか、などのシミュレーションも可能です。

金融機関のサイトなどでもシミュレーションができるところはありますが、

これまでの支払額を加味して計算できるのは、ねんきんネットの長所かな?と

思うので、比較してみるのもいいかもしれません。

私の場合は、金融機関のサイトで確認していたシミュレーション結果より、

ねんきんネットでのシミュレーション結果のほうが、少しだけ低く出ました。

(私の場合、標準報酬月額の上がり方が結構いびつなので、

そのあたりの変動が金融機関のサイトでは十分に考慮されないことが影響したのではと思います)

 

で、将来の受給額が確認できたら、

貯金や資産を足して、

将来必要となるであろう生活費プラスアルファと比較することが大事です。

 

たとえば、60歳定年、その時点で2000万の貯金があるとして、65歳0ヶ月からの

年金受給額が月額換算で10万円、月の生活費が20万だとしたら、

ざっくり以下のイメージです。

 

60歳:2000万-20万×(12ヶ月-誕生月)=61歳直前での資産残高

61歳:61歳直前での資産残高-(20万×12ヶ月)=62歳直前での資産残高

62歳:(繰り返す)

63歳:(繰り返す)

64歳:(繰り返す)

65歳:64歳直前での資産残高+(10万×12ヶ月-誕生月)-(20万×12ヶ月)=

   66歳直前での資産残高

66歳:(繰り返す)

67歳〜99歳:(繰り返す)

 

という感じでしょうか。

なお私はアラフォーですが、私たち含め、それより若い世代は2人に1人が100歳まで

生きる、と言われていますので、特に平均寿命の長い女性の場合は、

100歳まで生きた場合を考慮してシミュレーションするのが良いと思います。

 

その上で、

仮にもし、100歳までのどこかの時点で、資産0になり、年金だけでは生活するお金

を捻出できない結果となる場合は、

1)生活費を下げる方法を考える(outputを減らす)

2)資産・収入を増やす(inputを増やす)

 

どちらか、あるいは両方の対処が必要になります。

入るを量りて出ずるを制する、ですね。

 

実際には、定年延長などで65歳まで現役時代より所得が減るとしても

一定の収入があるケースもあるでしょうし、

それが既に読めているなら、シミュレーションに追加すれば、より精度の高い

シミュレーションができます。

夫婦の場合は、お互い第二号なのか第一号なのか、はたまたどちらかが第三号なのか、などによっても結果が全く変わってきますので、

それぞれ計算してみると良いと思います。(ねんきんネットでできます。)

 

大事なのは、将来の年金受給見込み金額そのものを知ることよりも、

年齢の各ステージにおいてどの程度収支に余裕があるのかを知ることと、もっともお金を増やしやすい定年までの時間から逆算して、

投資をするならどのくらいのリスク許容度なのか、を知ること、この2点ではないか

と個人的には思っています。

生活費がもしそれほどかからないのであれば、

やみくもに、一時期ニュースになった、老後に2000万必要、という意見を鵜呑みにして恐れる必要はないかもしれませんし、

自分の生活レベル、1ヶ月に出ていくお金を知ることと、

将来の見通しを知り、対策を知ることが肝要と思います。

やみくもに、なんの娯楽もできないほど切り詰めて貯蓄をしても(貯蓄はあるにこしたことはないですが、極論、明日死ぬ可能性もあるわけで)、

もしかしたら将来使い切れないかもしれませんし、

人生、より若いときにしかできないこともあるので、

ほどほどに、将来のことも考えて資産を増やしながら、自分や他者にもお金をつかっていく、というのが理想かなと思います。

 

1ヶ月にかかるお金を知ること、これも、普通に働いているときと、働いていないときでは全く変わってくると思います。

ちなみに私の場合は、会社都合で解雇となり、無職になった期間が実質4ヶ月あったのですが、その間支給されていた失業給付の上限額(20万弱)で、貯蓄に1円も手を付けず、

家賃も保険料も年金も含めて十分にやり繰りができたので、

旅行に行くだとか、服やらなにやらを買うとか、冠婚葬祭でお金が必要だとか、

病気になった、とかがない限りは、

家賃相場の高い東京でも、20万あれば、贅沢しなければ問題なく暮らせるな、と感じました。

これは、人によって違ってくると思うので、一度考えてみるといいかもしれません。

 

あと、よく言われますが、一度上げた生活レベルを下げるのは結構大変です。

なので、私は年収が上がって可処分所得が増えても、増額分は基本的に貯蓄に回し、

ほぼ変わらない金額の中でやりくりをするように心がけています。

海外旅行に年最低2回行っていますが、回数増やしたいなら、安くする方法を考え

総額を変えないようにするとか他を削るとか、

決められた枠内でやりくりできる習慣がつくと、不測の事態が起きて年収が下がったり無職になっても、そこではじめて生活レベルを下げなければ行けない状況に直面するよりはダメージが少ないと思います。

 

・ねんきんネット

・401kに加入されている方は401kの運用成績のサイト

・証券会社等、資産運用をしているサイト

・銀行口座

 

上2つについては、まあ、半年から1年に1度でも見れば十分だと思いますが、

3つ目についてはどんなポートフォリオ(金融商品)で、

どんなスパンで運用しているかによりますが、私はよほど暴落している情勢で

ない限りは数日おきにチェックしています。

銀行口座はほぼ月1回チェックという感じです。

 

何でもそうですが、まず「知って」、「対策を考える」ことが大事ですね。

 

ということで今日は英語ネタではなく失礼しました。

明日は英語ネタで書きます。