続編を書きました。
------------------------------------------
abceedは、TOEIC学習者ならおそらく殆どの方が知っていて
使っているアプリではないか、と思います。
私も使っています。
 
App storeのアプリのレビューにも同意見のコメントが
かなり見られますが、
個人的にイマイチだなと思うのは、紙の書籍を買っていても、
音声は無料で聴ける(+再生速度の調節が可能)
一方で、
他の機能を利用するにはほとんど書籍と同等の課金が必要になる点です。
書籍購入者にはもう少し安く利用できる仕組みがあるとありがたいのですが。
(1冊で学ぶ内容に、本2冊分払う人って多くはないのではないかと)
※時々、キャンペーンはありますが、常時ではありません
 
要らない機能までまるっとまとめられるより、
必要なものだけ機能を追加できれば課金しやすいのですが、
今のところ¥1,000超えのプランがメインです。
あと、ライブラリに1冊しか登録できないのもかなり残念です。
(無制限にするには、¥1,800/月。¥1,500/月のプランでも1冊縛りなのにはもう笑うしかありません)
 
で。
最近気がついたのですが、abceedで究極の英単語が使えるようになっていました。
究極の英単語はアルクが分類しているSVL.1〜12までの12,000語(書籍は4冊に
分かれています。アプリも4つあります。)を収録しています。
アプリを4つ買うよりはall-in-one版を買ったほうが少しお得なので、
私は1年くらい前にall-in-one版を買いました。¥2,400です。
※今改めて調べてみたところ、単体のアプリはApp storeから消えていました。
 現在はレベル別のアプリはGoogle Playでのみダウンロード可能なようです
 
究極の英単語は、収録語数が多いのとページ遷移がスワイプでできるのがいいです。
 
一方、
個人的にかなりイケていないと思うのが、以下のポイントです。
 
メモができないこと
現在、どのくらいの単語を暗記済みなのか俯瞰・計測できない
 (テスト機能はオプション¥1,200で追加できますが、俯瞰できる状態になるの
 かは不明)
・自信がない、うろ覚えの単語などにチェックを入れていったときに、
 各級(上級ならSVL.7〜9)ごとに、チェックした単語がまとめてリスト化
 されてしまう。つまり母数3,000語に対してチェックした単語がずらずらずらっと
 ソートもフィルタリングもできない状態で並ぶので、効率よく暗記できない。
・iPhoneやiPadで見ていると解説の中の例文など文字が切れていることが頻発
 (これって結構致命的では…?)
 
1つのレベル毎に1,000語あり、私の場合は細切れにせず、
動詞・形容詞系のカテゴリと、名詞・副詞系のカテゴリ、
各レベル大体500ずつになっているのを、カテゴリ毎に一気に流すのですが、
この仕様にはかなり泣かされたというか、ストレスが溜まりました。
せめて、Weblioのように単語を保存するフォルダを分けたり、タグで分けたり、
メモする機能がほしい。
本当に欲しくてアプリのデベロッパーにも要望を上げましたが実装されていません。
(開発費の問題などもあるんでしょうけど)
 
なぜメモ機能がほしいかというと、synonym、antonym、あとスペルが似ている
単語などについての気づきを私はノートに書いているのですが、
究極の英単語の該当ページをアプリで開いたときに自分がメモしたものがすぐに
見られたほうがずっと効率が良いので。
あと、OxfordやLONGMANで見ると微妙にニュアンスが違うことや、
別の意味を持っていることもあり、それを記録しておきたい。
ループするたびにノートとアプリを突き合わせなければいけないのは正直面倒です。
エクスポート機能もないので、いったい自分が1000語に対していま何語確実に覚えた
と言える状態なのか、などが曖昧なままボキャビルをするという状態でした。
 
↓各レベルのトップ画面はこんな感じです

 

各ページの構成はこんな感じで、枠内の単語をタップできます。

和訳は非表示にすることも可能です。

☆をタップすると、お気に入りとして登録することが可能です。

(私の場合は自信がない単語やわからなかったものに対して☆をタップして

いました。これ以外に単語の習得状況等を区別する方法がないのがつらい)

 

 

↓☆をタップしたものはこんなかんじでリスト化されます

 たまたまこの画面にはLv.9だけが並んでいますが、

 実際にはLv.7〜9がごちゃ混ぜに保存されています

 

 

そんなわけで究極の英単語は例文などは見やすい一方で、

進捗を確認するには機能が不十分、と感じていました。

 

abceedは、iPhoneの調子が悪く、再インストールした結果、

3日間のフリートライアルが利用できる状態になっていたので、

試しに究極の英単語を利用してみました。

all-in-one版と同じように、500語くらい、一気に流してみます。

 

そしたら、出ましたよ。見られましたよ。

こういう画面が、all-in-one版に欲しかった…

 

 

 

しかも、フィルタリングが可能です。すばらしい!

 

間違った単語、正解した単語も一目瞭然です。

(all-in-one版はページをスクロールすることしかできず、とにかく俯瞰に不向き)

 

 

 

書籍のページそのままを見ることもできます。(オンオフ可能)

all-in-one版は枠で囲まれていた単語を見ていくのに対して、

abceed版は英文を読ませて、「意味わかる?」って問われる違いがあります。

解説を見られるのでこれはこれでいいんですが、

個人的には、英文を都度読まされるよりは、all-in-one版の

単語にフォーカスしていた設計のほうが好きです。

暗記は究極の英単語で、習熟度チェックはabceedで、が

いいのかもしれません。

abceed、良いと思いきや、スワイプできないのがほんとイマイチです…

 

 

 

 

しかし、これ、すごくいいなと思ったのが、

英単語を見て訳を選択するだけでなく、逆に日→英で本当に覚えているか

チェックできるのと、

音声を聞いて訳を四択で選択する機能があります。

英→日って、本当に覚えていなくても解けてしまうことがあるので

(ページの順番などで、なんとなく出てきた覚えてしまう)

これはいい機能だなと思いました。

あとはシャッフルがあれば最高です。(あるのかな?まだ見つけられていません)

→6/24追記 : シャッフルありました。

 

 
が、そんなabceedでも気に入らないことが3つあります。
 
スワイプで次の単語に進めない(スキップできない)
・フリートライアル終了後の料金が高い(最低¥1,500/月〜)
訳が偏りすぎ
 
究極の英単語の方できちっと載っていた内容が、
この4択だと出てこないことが多いです。
あれ?この単語って○○の意味あったよね?と思って辞書を見て、
あーやっぱり合ってる、ということが結構頻繁にあります。
スペースの都合もあるのでしょうが、この4択で表示される内容はちょっとうーん、
と思うことがあります。
(むしろ四択で表示されていない意味のほうがこの単語では押さえておく必要が
あるのでは?という単語もちらほら)
 
まあ、短期集中的に併用するのはアリかなと思い、
abceed、1年以上一度も課金せずに使っていたのですが、
フリートライアル終了となった本日、1ヶ月 ¥1,500のプランを契約してみました。
1年契約等だともう少し月額料金が安くなりますが、
1年も、毎月¥1,000以上も支払うのはどうなのか?と考え、
3ヶ月のプランも、3ヶ月も使うかな?と思い、とりあえず月極のプランにしました。
¥1,500って結構なプライスだと思うので、
2つを併用しながら、短期集中的に、SVL.12までは一通り終えたいなと思います。
 
12,000語が終わっても、
16000語の本が私を待っています。
(読み物(?)としても面白いので、習得状況とは別に、持ち歩いて読んでいますが)