一般に、TOEICの受験者のLとRのスコア配分を見ると、L>Rとなることがほとんどのようです。

受験者の経験談、講師、著者のコメントを読んでいても、LはRよりもスコアが伸ばしやすい、と書いてあることが多く、逆に、Rのスコアが伸ばしやすいと書いてある記事やテキストには出会った記憶がありません。

 

Lは難聴の自分にとっては鬼門です。

勉強を始める前の時点で、Lで苦労するであろうことは想像に難くなく、

私は、苦手なLをRでカバーするという戦略で、まずは文法(Part.5)対策からスタートしました。

 

1000本ノックがスコアアップの源泉になったのはこの記事のとおりです。

 

一方、1000本ノックを回し始める前に、一通りの文法を復習するのに使った書籍が2冊あります。(いずれも、TOEIC高スコア保持者の方の受験ブログなどで紹介されていて知った良本です)

私の場合、文法を総復習する前、根拠もなく、高校レベルからやり直せばいいかな?と思っていたのですが、高校レベルのテキストを見てもわからないことだらけだったので、中学一年レベルまで遡って文法をやり直しました。

 

 

 

1冊目の英文法集中講義を一通り読んだ段階では、まだ、わからないことが多く、追加投入したのが2冊目の中学英文法で600点です。

この2冊で少し下地を作り、1000本ノックで問題を解きながら、わからないことがあったときにはネットも使いながら徹底的に調べてわからないことを潰していくというやり方を取りました。(1000本ノックの1049問中、正答に納得がいかない問題を0にしていくイメージです。実際には、まだあと数問、完全に納得がいっていない問題が残っています)

 

1000本ノックを本格的に回し始めた中で追加投入した文法本がもう1冊あり、こちらは上の2冊とは異なり純粋な文法本です。字は黒、文字しかない、味気がないといえば味気がない本ですが、中身は素晴らしいです。(解説もわかりやすい)

 

この新版は2000年に出版されたようなので、すでに出版から約20年経っている計算になりますが、古臭さはまったくありません。

 

 

1000本ノックは本当に解説がわかりやすいのですが、解説だけでは、特に初学者のうちは「なんで?」が完全に消えないケースが少なくなく、解説で解消しきれなかった疑問を潰したり、もう一歩、理解を深めるために、ロイヤル英文法はかなり役に立ちました。(私の場合、不定詞、動名詞と分詞構文の章を繰り返し読みました)

後ろに不定詞を取る動詞、後ろに不定詞ではなく動名詞を取る動詞(megafeps+α)、など、TOEICにも生きる付録(Appendix)も充実していて基礎固めにかなり役に立つと思います。

 

他にも、文法本は世の中に数多存在し、私もいろいろと中を見て比較検討し、補完の意図で追加購入した本もありますが、完全独学かつ基礎からやり直した私の場合は、ロイヤルが一番知りたかったこと+αまで網羅されている印象でした。

基礎が固まり、そこそこのスコアを取れるようになった今でも、時々、「あれっ、これってどういうことだったっけ」というときに、さっと取り出して復習に使っています。