63)マッチスティック・メン *** NEXTより古い映画で相変わらずのB級作品。

64)NANA-ナナ- ** 超人気コミックの映画化。音楽もヒットしていたので後学のために観てみました。ライラ役で出演の歌手伊藤由奈の歌唱力がバツグンです。☆1つが2つになった。英語もバッチリだしノリは舶来です。久々に驚きました。

65)愛~サラン ****(韓)大好きな「チング~友よ~」の監督作品。またもや釜山ヤクザ・シリーズですが独特の映像美と音楽のセンスは衰えていません。
オープニングでのピアソラのオブリヴィオン「忘却」のオーケストラも美しく、全編ガンガン流れます。
道路のミラーに映り込む映像手法は「チング~友よ~」とまったく同じですが、なんか好きなんだなあ~。音楽が良いから☆1つおまけ。

66)八月のクリスマス **** これも同じく超有名韓国映画。セールスを意識しすぎのタイトルだったので観る気がしなかったけど、不作な映画が多くやっと観ることになりました。淡々とした映画ですが秀作ではないですか。今まで観なくてごめんなさい。いろいろと説明しないところがバツグンのお薦め。
日本版リメイクは極悪なようです。

67)イルマーレ ***(韓)アメリカ版のリメイクが駄作で、つい本家の韓国版の方を見過ごしていました。「猟奇的な彼女」の女優チョン・ジヒョンは美人ではないのに雰囲気がいつも最高です。彼女が画面に出てくると映画の味が変わります。良い役者なんだね。

68)最強彼女 *(韓)「猟奇的な彼女」のクァク・ジェヨン監督の新作だったのに....。
またもやお金のためにプライドを捨てましたという作品。さよなら~クァク監督。

69)僕らのミライへ逆回転 **** 友人に薦められて観ました。マニアックな映画を得意とするミシェル・ゴンドリーの作品。奇妙な展開に驚きますが、映画を愛する人達が情熱を込めて創っているのが感じられます。☆4つは、誰もこんな映画は作れないだろうという斬新さと、ラスト・シーン音楽がピアノのソロだけになり、まるでサイレント映画を観ているような美しい創作映画上映シーンには何故かしら涙が出てしまうからです。


70)おくりびと **** 日本アカデミー最優秀賞、アメリカアカデミー外国映画賞獲得の大ヒット作品。ベトナム戦争以来、アメリカでも死化粧は当たり前のことで、そんな題材の映画は過去に2本くらい観たことがあり、新しい題材ではないのでは?とも思ったりしていました。
映画では納棺師のお仕事は山形県地方になっていますが、どうもインスパイアを受けた原作本は石川県のようです。原作者から映画化の許諾が取れなかったようで、まったく別の納棺師ストーリーの脚本の組み立て方が良かったのではないでしょうか。笑いあり、哀しみあり、思い切ってエンタテイメントに創ることが出来たような気がします。女房役広○涼○さんの演技もいろいろ言われていますが、少し難しい役どころだったし、彼女は昔から泣き、笑いの表情はどちらなのかわかりません。でも主人公が父親を納棺する時、彼をじっと見つめている表情だけはすごく良かったと思います。許してあげましょうよ。

あんな美しい所作で納棺していただける納棺師はいったい何処にいるのでしょうか?

ちなみに、僕の親父は生前から「最期にカッと目を見開いて死んだら面白いだろうなぁ~」と良く言っていましたが、亡くなった時は、まるでチェ・ゲバラのように見事にカッと大きく目を開いたままで....、何とか目を閉じさせようと試みたのですが無理でした。

しばらくして葬儀屋さんと納棺師らしき人達がやって来ました。
表通りから庭をとおして、お湯のシャワー・ホースとバキュームのような吸い込みホースがついた大きなお風呂を家の中まで運んで来ました。湯棺と言って亡くなった人を体中洗ってくれるのです。親父も気持ちが良いだろうなと感謝をしたものです。湯棺をすれば筋肉も少しやわらぐので目も閉じられると思っていたのですが、それでも目を閉じさせることが出来ません。

「死出の旅のお支度に入りますので、ご親族の皆さまはこの部屋を一度お出になって下さいませ」
と言う声がかかり、我々は部屋を出ることになったのですが.....。何か袋から取り出したものは、
ジャーン、奥の手はセメダインだったのです。ガーン。
親父ゴメンなぁ~。本物の納棺師はいったい何処にいるの?
今年はゲバラのような愛すべき親父の13回忌でした。

今日はここまで。
間が開いてしまったので、映画の残りが50本くらいに増えてしまいました。
次回はまた、映画その7です。