転ばぬ先の杖

 

 

 

1、ところで、失敗しないように、前以って準備しておくべきだということ(Wiktinaryより引用)。

 

 

年齢を重ねると、運動習慣のある人を除いて、

 
身体の能力は低下していく。
 
わずか一寸5分の高さの敷居につまづいて、つんのめったり、
 
運悪く、転んだりすることもある。
 
 
母は重度の糖尿病であった、自分でインシュリンを打っていた。
 
ある日、トイレから出て来て部屋へ入るところで、
 
敷居につまづいて転倒した、
 
そして、頭を強く打った。
 
訪ねて行った時、額が黒くにえていた。
 
夕方、気分が悪いと言うので、
 
弟が病院へ連れて行った。
 
そのまま、昏睡状態になり、
 
朝には、帰らぬ人となった。
 
糖尿病による脳出血だったようである。
 
 
「お題」と関係ない話になってしまった。
 
重い糖尿病の人は家のトイレに入る時も、
 
杖を持って入るのだろうか?
 
考えにくいことである。
 
杖さえあれば、万事うまくいくのだろうか?
 
そんなはずはない、この「諺」は譬えである。
 
産まれる時に杖が欲しかった、だったら
 
数え切れない失敗は無かっただろう。
 
いや、違うかも、失敗も反面教師として、
 
役に立ったのかもしれない。