ジレンマと葛藤 | 仁志敏久取材日記

ジレンマと葛藤

昨日に引き続き、横須賀スタジアムでの2軍戦に出場しました。


3番セカンドです。


まずは、昨日の試合について試合前に話しを聞いてみました。

仁志選手にとって、この2軍での試合の意味するところは。


昨日の記事で、何よりも結果を重視するのか、それともフォームを含め、

内容を重視するのか難しいところです。と書かせていただきましたが…。


「結果出さないと駄目でしょ。

まず結果を出さないとどうしようもないからね。だけど、たとえ結果がヒットでも

なんだ、あんなのポテンヒットじゃんって言われればそれまでだし。

内容も良くしないと」


つまり、内容も良く、尚且つ結果を出す。

記録がヒットだから良いわけでもなく、納得のいく形でボールを捉えられたとしても

ヒットにならなければ意味はない。


「目標は高いところに置かないといけない。

また、そうしければいけないし、そうするべきだと思う。」


そう語った仁志選手。


私が考えるより、遥か上に意識を置いていた。

常に難しい状況で試合に臨み、どんな形であれ、とにかく結果を出したいと、

ヒットを渇望していた今シーズン。

その1軍での試合より、さらに難しい状況でこの2軍戦を迎えてるのかもしれない。


そして、本日のゲーム。


 



結果を先にお伝えすると3打数0安打でした。


1回2アウトランナーなしで迎えた1打席目。0-1からの2球目を打ち上げてしまい

ショートフライ。

2打席目は、4回に先頭打者で迎え、2-1から、止めたバットに当たるセカンドゴロ。

3打席目は、7回先頭で打席に立ちましたが、初球を叩きセンターフライでした。


良い球は、ファーストストライクから積極的にという姿勢が伝わってきましたが、

残念ながら結果には結びつきませんでした。


試合後。

「ぜんぜんだめだった…。

昨日より悪い。 昨日の方が、開き直れてたけど今日は…うーん

力が入ってたかな…。

難しいね…。

周りがすごく気を使ってくれてるのがわかるんだよね。

俺の結果待ちみたいなところもあるし。

うーん、ジレンマと葛藤で自分をがんじがらめにしちゃってる気がする。

今年はずっと悪いから、良いイメージが思い浮かばないんだよね…

なんかボールに入っていけない…

(試合で試したかったフォームについて)

今日はあんまり意識しないようにした…」


そう言うと、待ち構えていたファンに歩み寄りサインと記念写真に応じた後、


車に乗り込んだ。


今のところ、週末神宮での2軍戦に出ることになるだろうと

いうことです。