60年ぶりの不思議な再会④もう一つの記憶
4月に、
膝の傷跡のしこりから、
本物の石ころが出てきました。
なぜ、しこりが石ころになったのか??
まったく理解できずに頭が混乱してました。
そんな時、ふとした瞬間に、
すっかり消え去っていた小さな記憶が、
静かに浮かび上がってきました。
小学生の頃、
転んで怪我をしたあの日。
覚えていたるのは、たった一つの短いシーン。
血が止まったあと、
傷口を覗いて、
「わぁ、すごく深い傷だなぁ」
と、思ったあの瞬間だけ。
あの瞬間の、
もうひとつのシーンが。
なぜだかわからないけど、
私のそばに、小さな石ころが。
ちょっと尖った、小さな石。
私は、その石を見ながら、
「この傷すごく深いから、これ入るかも?」
と、
思ったような、
思わなかったような。
「ちょっと入れてみよう」
と、
入れたような、
入れてないような。
「わぁ、入った。ぴったり」
と、
思ったような、
思わなかったような。
記憶はとても曖昧だけど、
あの石を見たとき、
前にどこかでお会いしたことありますよね?
みたいな感覚があったのは確かです。
私の事だから、
試しに入れてみたのは有り得る..💦
あー、自分が怖ろしい…
なぜ、入れたまま放置してしまったのか、
なぜ、60年間ずーーーーーーっと
完全に記憶から消え去っていたのか。
この出来事から2か月が経った今、
落ち着いて振り返ってみました。
60年間ずっと、
変わりなく膝の傷跡の中にいた石が
なぜ今、このタイミングで出て来たのか…
つづく
