60年ぶりの不思議な再会③「出ておいで」
去年の冬のはじめころ。
膝の傷跡が、急にヒリヒリし始めました。
皮膚の表面は何も変わりないのに、
擦りむいたような強めの痛みが続きました。
ヒリヒリ痛は、
1か月、2か月、3ヵ月...とずっと続き、
傷跡の部分が、硬いかさぶた状になって
どんどんどんどん盛り上がってきたんです。
私も夫も、
皮膚が固くなる症状だと思い込んでいて、
次の健康診断で主治医に相談するつもりだったの。
今なら、わかります。
60年間傷の内側に鎮座していた石が外に出てくるからには、
元居た場所を治癒しながら出てくる必要があったから、
5か月以上もかかったんだなぁ…と。
でも、まさか、
石が出てきてるとは思いもしなかったので、
観察記録付けてなかったのが、とても残念。
あの日、シャワールームで石が現れて、
尖って盛り上がっていたかさぶたが無くなっていて、
驚いたと同時に、
え?あー!そういうこと!!??と
繋がったことがあります。
膝がヒリヒリと痛み始める少し前。
1週間くらい前だったかな。
私、膝の傷跡のしこりに話しかけたんです。
「出ておいで」って。
いやいや、
出ておいで、って声をかけたところで、
しこりが自ら出てくるなんて思ってなかったですよ。
でも、声をかけた後に起きたことを辿って行くと、
めっちゃ頑張って出てきてくれたなぁ...
としか思えず、感慨深いです。
***
つまり、
今回の出来事を簡単にまとめると、
こういうことです。
60年ずっと
傷跡のしこりだと信じていたものに、
私が「出ておいで」に応えるように、
5か月かけて外に出てきた。
とはいえ、まだ謎は残ります。
しこりのはずが、なぜ石ころ??????
いつ、どうやって、しこりが石に変わった???
それがね、
この尖った石を見ているうちに...
すっぽりと消え去っていた記憶が
ぼんやりと蘇ってきたんです。
つづく